阪神大震災で起きた大火災。
今でもあの光景が目に焼き付いている方も、多いのではないでしょうか。
火災の原因の一つと言われているのが「通電火災」。
震災で発生した停電が回復したときに発生する火災です。
これをとても簡単なアイテムで予防することができるのをご存じでしょうか?
家族の命と財産を守るために、ぜひ設置をオススメします。
阪神大震災の火災の大きな原因
阪神大震災で被害を大きくした火災。
地震では多くの人が家屋や家具の下敷きになりながらも生きていたにも関わらず、この火災に巻き込まれてなくなった方が多数いたことが報告されています。
火事さえなければ、もっと沢山の人を助け出せたはずだというのは周知の事実。
ですが、この火災は地震の直後ではなく、数時間後に発生したことが分かっています。
地震の揺れで火災が発生したわけではないのです。
先日放映されたNHKスペシャル「震度7 何が生死を分けたのか ~埋もれたデータ 21年目の真実~」でも、この火災の原因は「通電火災」によるものだと説明されました。
通電火災とは
通電火災というのは、地震によって発生する大規模な停電がしばらくして回復したタイミングで出火する火災で、原因としては、転倒したストーブに電気が通ってスイッチが入り覆い被さっていた荷物に引火したり、倒れた家具に押しつぶされた電気コードがショートしたり、漏れだした水に漏電したりといったことが考えられています。
通電火災を防ぐには
一番簡単な通電火災の予防方法は「すぐにブレーカーを落とす」ことです。
最近では、避難の際に「ブレーカーを落としてから」と言われていますが、自分が家具の下敷きになってしまっていたり、ブレーカーの位置に荷物が倒れ込んでいてたどり着けないということも、十分考えられます。
そうでなくても非常事態で、自分と子どもを避難させることで頭がいっぱいになったら、ブレーカーのことまで気が回らない可能性もありますよね。
自動でブレーカーを落としてくれるアイテム
「ブレーカーを落とす」という超単純で簡単……だけど、忘れがちでものすごく重要な作業を受け持ってくれるアイテムがあります。
上記のNHKスペシャルでも取り上げられた、この「スイッチ断ボール」は、地震が来ると揺れて赤いボールが下へ落ちます。
ボールの重みでブレーカーに装着したヒモが引っ張られて、ブレーカーが落ちるという仕組み。
もちろん電気も何も必要ないので、いざというときにも安心です。
こんなに簡単な仕組みで大丈夫?
ちょっと拍子抜けするくらい、簡単な仕組みですよね。
でも、考えてみてください。
複雑な仕組みになればなるほど、ちょっとしたトラブルで予定通りの動きをしてくれないリスクが増えます。
単純だからこそ確実に作動するし、復帰も簡単なのです。
大きな地震がくれば、まず間違い無くボールは転がり落ちます。
ボールについたヒモに引っ張られればブレーカーのスイッチは下がります。
トラブルの入り込む余地がないことが、安全には何より大切なのです。
すぐに戻せて何度でも使える
ボールが落ちるだけなので、地震が起きて作動してしまっても簡単に元に戻せます。
ブレーカーのスイッチを元に戻して、ボールを元通りの場所に設置すればすぐに元通り。
次の地震に備えることができます。
家族の命と財産を守るために
「通電火災」から家族の命と財産、思い出を守るために、とても簡単で取り付けやすい【スイッチ断ボール】の導入をぜひ検討してみてください。
たった3000円で、大きな安心を得られるのではないでしょうか。
必ず起こると言われている首都直下地震や東海大地震。
地震が起きてから「あれをやっていれば…」と後悔するのは、とてもつらいもの。
思いつく防災対策は、できる限りやっておきたいところですね。