…そういえば、赤ちゃんって、日焼け止め塗ってもいいの?
毎日のお出かけで気になる、赤ちゃんの日焼け。
赤ちゃんの肌は薄いので、日に焼けるとすぐにやけどのように赤くなってしまったり、大人になってからのシミやシワの原因になってしまったりと心配です。
我が家の場合、生後6ヶ月のときに海に連れて行ったら、次男が日焼けしすぎて発熱してしまったこともあります。
(これ以来、日焼け止めはしっかり塗るようになりました……)
赤ちゃんの場合は、お肌がとってもデリケート。
日焼けを防ぐつもりが、逆に日焼け止めの成分が刺激になってしまったり、塗ったおててを口にいれてしまったりとトラブルも起こりやすいのです。
特に、大人の日焼け止めに多く含まれている「紫外線吸収剤」は、お肌の上で化学反応を起こすため、お肌が敏感な赤ちゃんにとっては避けたい成分。
また、大人のように一日中日差しに当たっていることもないので、SPF50以上なんていう強力なものは必要ありません。
ママのお肌に塗ったものは赤ちゃんがなめてしまう可能性があるので、赤ちゃん用のものを一緒に使っておくと安心ですよ。
ママが使う日焼け止めをお探しの方は、こちらからどうぞ↓
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[ママ薬剤師が選ぶ]赤ちゃんに触れても安心!ママにおすすめの日焼け止め3選
ママが使う日焼け止めは、赤ちゃんについたり、なめてしまったりという危険もあります。
安心してママがしっかりUVケアできる日焼け止めの選び方から、用途別おすすめアイテムまで、まとめてみました。
赤ちゃんにとって大切なのは、紫外線防止効果とお肌への優しさのバランスです。
赤ちゃんならではの日焼け止めの選び方と、薬剤師ママが選んだ「安心して使えるベビー用日焼け止めのオススメランキング」をまとめてみました。
楽しいお出かけの参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの日焼け止めの選び方
赤ちゃんの日焼け止めは、日焼け止め効果の強さよりも肌への優しさを重視して選びましょう。
「赤ちゃん用」って書いてあるから……と安易に選ばず、しっかりと成分を見極めることも大切です。
SPFは低くても良い
SPFというのは、主にシミやそばかすの原因になる「UV-B」を防ぐ目安です。
紫外線が当たってから日焼けしてしまうまでの時間をどれだけ遅らせることが出来るかという数字。
たとえば、SPF30なら30倍遅らせることが出来ると言うことです。
だいたい、15分から20分程度で日焼けの影響がでると言われているので、SPF10であれば150分は効果があるというわけ。
赤ちゃんを150分も太陽にさらしているというのはあまりないと思うので、日常のお散歩程度ならSPFは10もあれば充分なのです。
PAも低くて良い
PAとは、シワやたるみの原因になる「UV-A」の防止効果を表す目安です。
+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示しているのですが、結構基準がアバウトなのです。
PA++ かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++++ 極めて高い効果がある
と、ざっくりした基準ですが、PA+で大人でも日常生活の散歩程度は充分とされています。
(参考:日本化粧品工業会連合会)
赤ちゃんに使用するなら、PA+でもokです。
紫外線散乱剤使用のもの
日焼け止めの成分には「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類があります。
紫外線散乱剤とは、肌に膜を作って紫外線を跳ね返すという効果があるもので、天然成分のものが多くなっています。
※紫外線散乱剤は「酸化チタン、酸化亜鉛」などが成分として記載されています。
一方の紫外線吸収剤とは、名前の通り薬剤が紫外線を吸収して肌の上で化学反応を起こすことで、紫外線が肌に届くのを防ぎます。
この一連の流れが、肌の弱い人や赤ちゃんでは刺激になることがあるのです。
紫外線散乱剤よりも紫外線吸収剤のほうが、塗り心地が良かったり、汗に強かったりと使いやすいので、紫外線吸収剤のものも沢山売られています。
大人用なら使いやすくて便利な紫外線吸収剤ですが、赤ちゃんの肌を思えば、なるべく刺激の少ない紫外線散乱剤使用のものを選んでください。
なるべく低刺激なもの
肌への負担が少ない「無香料」「無着色」「アルコールフリー」などの「低刺激」な日焼け止めを選ぶようにしましょう。
大人用の日焼け止めは、効果を高くするために赤ちゃんにとっては刺激が強すぎるものが多いので、赤ちゃん用として売られている低刺激タイプの日焼け止めを選んでください。
日焼け止め効果は、塗り直しで補う
ママがそばにいられる場合には、汗をかいたタイミングでこまめに塗り直してあげることがポイントです。
日焼け止めを塗っていても日焼けしちゃった…というときの原因は、たいてい日焼け止めの強さよりも、汗や水で流れてしまったことが多いもの。
赤ちゃんの日焼け止めおすすめ比較ランキング
赤ちゃん用の日焼け止めは色々売られているのですが、たくさんありすぎて正直なところ、どれがいいのかわかりにくいですよね。
そこで薬剤師ママである私が、上記のポイントを参考に、自分の赤ちゃんに実際に使ってみて選んだ日焼け止め+「これなら安心」と思えるものをランキングにしてみました。
赤ちゃんの日焼け止め選びの参考にしてみてください。
第一位 アロベビーUV&アウトドアミスト[オーガニックUV+虫除け]
アロマの香りで虫除けをしてくれる効果(ディート不使用)もあって、一本二役のスグレモノ。
夏場のお出かけは、コレ一本でokです。
価格 | 80ml/2,350円(税抜・単品購入) ※一本で約一か月分 |
肌への優しさ | 100%天然由来・国産オーガニック 無添加・無香料・無着色 ディート&合成紫外線吸収剤不使用 |
UVカット | SPF15 |
使用感、使いやすさ | スプレーでシュッとひと吹き お湯で簡単に落とせる |
特徴 | 一本でUV+虫除け効果のあるスプレー 新生児から使用可能 エコサート認証取得 |
無添加・無香料・無着色の国産オーガニック原料使用。
新生児から使用okで、もちろん赤ちゃんがなめてお口に入ってしまっても安心です。
お外で遊ぶときにはたいてい虫除けもつけたいので、一本で虫除け+UVケアの二役なのはとても便利です。
お出かけの時にも一本だけ持っていけば、日焼け止めも虫除けも済むので荷物が少なくてすみますし、赤ちゃんも塗られるのを一度我慢するだけですむのでママも赤ちゃんもストレスフリー。
虫除け成分も化学成分のディートは不使用で、レモングラスやローズマリーなどの蚊が嫌うハーブの香りなので赤ちゃんにも優しく、安心して使えます。
香りは柑橘系で、虫よけの嫌なニオイもしません。
シュッっと吹き付けるミストタイプで塗りやすく、白浮きもなし。
お湯で流すだけで落とせるので、お出かけ後にシャワーをサッと浴びれば、簡単にお肌をリセットできます。
関連記事「アロベビーUV&アウトドアミスト」のくわしい口コミはこちら
第二位 ファムズベビー エンジェルUVスプレー[スキンケア+UV]
お肌を保護しながらUVケアをしてくれるので、乾燥肌・敏感肌の赤ちゃんにもぴったりです。
価格 | 60g/3,024円(税込・単品購入) ※一本で約一か月分 |
肌への優しさ | 紫外線吸収剤不使用 合成香料・着色料・パラベン・アルコールフリー |
UVカット | SPF35、PA++ |
使用感、使いやすさ | ママのUVケアにも使える 石けんで落とせる |
特徴 | 美容成分・皮膚保護成分配合 紫外線だけでなく、汗やホコリの刺激もカット 生後3ヶ月から使用可能 |
お肌を保護する「ファムズベビー」の働きにUVケアをプラスしたスプレー。
敏感肌の子や、トラブルを起こしがちな子にも安心して使える日焼け止めです。
日焼け止めとして紫外線だけでなく、UV成分による刺激や、汗、ホコリなどによるお肌への刺激もカット。
トラブルを起こしやすい赤ちゃんのお肌を、しっかり守ってくれます。
使い心地もベタつかず、サラサラでとても快適。
スキンケア成分にプラスして、ママにも嬉しい美容エッセンスも配合されているので、ママと赤ちゃんが一緒に日焼け止めとして使えるのも嬉しいポイントです。
SPF35あるので、ママの普段の日焼け止めや化粧下地としても充分な強さ。
どんな肌質の赤ちゃん&ママでも快適に使えます。
関連記事「エンジェルUVスプレー(ファムズベビー)」のくわしい口コミはこちら
第三位 資生堂ドゥーエ ベビープラスUVプロテクトミルク[乳液タイプ]
価格 | 30ml/1,404円(税込み・単品購入) |
肌への優しさ | 国産・ノンケミカル処方。 無香料・パラベン無添加・アルコール無添加・鉱物油無添加 |
UVカット | SPF20、PA++ |
使用感、使いやすさ | ママのUVケアにも使える 石けんで落とせる |
特徴 | 大手ブランド資生堂のベビー向けUV乳液。 さらっとした使い心地。 |
ノンケミカル処方(紫外線吸収剤無添加)、厳選原料を使用しています。
無香料・パラベン無添加・アルコール無添加・鉱物油無添加・敏感肌の方(成人)によるパッチテスト済みの赤ちゃんのお肌にもやさしい処方です。
とにかく塗りやすさと、塗り終わったあとの軽さが抜群。
ドタバタと忙しいお出かけ前や、赤ちゃんがぐずって嫌がるときでも、一瞬できちんと日焼けケアができます。
ニオイもなく白浮きもしないので、小さな赤ちゃんからとっても便利に使えます。
コンパクトなボトルでフタもしっかり閉まるので、常にママバッグの中に入れて持ち運んでも邪魔になりません。
ママ用としてもかなり優秀なので、化粧下地&UV乳液ケアとして一緒に使うのもオススメです。
関連記事「ドゥーエベビープロテクトUVミルク」の詳しい口コミはこちら
プレゼントにぴったりの「ドゥーエベビープラス日焼け止めギフトセット」もあります。
第四位 ソレオオーガニックス[ウォータープルーフ(海やプールにも)]
水遊びをするようになった赤ちゃんにも、安心して使える日焼け止めです。
価格 | 40g/2,200円(税抜) |
肌への優しさ | 100%天然成分、ノンケミカル処方 合成着色料・香料不使用 |
UVカット | SPF20、PA++ |
使用感、使いやすさ | 石けんで落とせる |
特徴 | 汗や水に強いウォータープルーフ オーガニック保湿成分配合 |
ウォータープルーフでは珍しい、100%天然由来成分のオーガニック日焼け止め。
お肌に負担をかけること無く、水に濡れてもしっかり紫外線を防いでくれます。
水遊びのときはもちろん、プール、海などのレジャーにも最適です。
ハイハイやあんよができるようになって、めいっぱい遊びたい赤ちゃんにぴったり。
第五位 ウェリナ ベビーサンスクリーン[オーガニック]
お湯で落とせるので、シャワーを浴びるだけで簡単にリセットできて小さな赤ちゃんにも最適です。
価格 | 45ml/2,600円(税抜) |
肌への優しさ | 信頼ある産地の無農薬植物原料を厳選して配合 |
UVカット | SPF15 |
使用感、使いやすさ | お湯で落とせる |
特徴 | 酸化チタンを天然素材でコーティング 刺激がとても少ない |
信頼ある産地の無農薬植物原料を厳選した安心安全な配合です。
紫外線散乱剤の酸化チタンはお肌に直接触れないように天然素材でコーティングされているので、お肌が弱い赤ちゃんでも刺激がとても少なくなっているのが特徴。
うまれたての赤ちゃんでも使えるコスメとしてブランド展開しているウェリナさんの日焼け止めなので、小さな赤ちゃんでも安心して使えます。
関連記事「ウェリナベビーサンスクリーン」の詳しい口コミはこちら
赤ちゃんにUVケアが必要な理由
昔は子どもといえば、外で真っ黒に日焼けしているなんていう時代もありましたが、現在はお出かけの際に赤ちゃんにUVケアをするのはもはや常識。
紫外線が皮膚がんや、シミ・シワの原因になることも、かなり色々なところでアピールされています。
参考紫外線環境保健マニュアル2008
そもそも赤ちゃんに日焼け止めは必要なの?
まだお肌も弱いし、ふわふわの赤ちゃんの肌に何かを塗るのって、ちょっと抵抗がありますよね。
逆にかぶれてしまったり、なにか悪い影響があったらいやだな~と思うのは、ごもっとも。
実は、赤ちゃんを常に日陰から出さず、帽子やベビーカーのシェードで覆ってあげられていれば日焼け止めはいらないです。
ただ、それでもアスファルトや窓ガラスからの反射などで、多少の紫外線は浴びてしまうので、外出の際は長袖を着せてあげるようにしましょう。
赤ちゃんを日陰にずっと入れておくことが難しい…と感じたら、本格的に日焼け止めの出番です。
日焼け止めで肌荒れしたり、赤くなったりしない?
赤ちゃん用として発売されている日焼け止めは、どれも低刺激なものでトラブルは起こしにくいのですが、「絶対に誰にもトラブルがおこらない」というわけではありません。
特にお肌の弱い子の場合は、太ももの内側などの皮膚が柔らかい部分に、ちょっとだけつけて、しばらく様子をみてから、問題がなければ全身に使うようにすることをオススメします。
赤ちゃんの日焼け止めはいつから?
基本的に生後一ヶ月まではお出かけしないと思いますので、不要です。
お部屋の窓際で外気浴をさせる程度なら、日焼け止めは必要ありません。
一ヶ月を過ぎてお出かけをするようになったら、いよいよ日焼け止めの出番。
抱っこで日傘の影にいることができたり、ベビーカーに入ってれば直射日光にあたることはあまりないのですが、特に都市部に住んでいると、アスファルトの照り返しや、ビルの窓ガラスからの反射などで全方位から陽射しにさらされてしまいます。
できるだけ、きちんと日焼け止めを塗ってあげたほうが安心。
赤ちゃん向けの日焼け止めは新生児から使用OKというものも多いので、気をつけて選んであげれば問題ありません。
赤ちゃんに安心の日焼け止め:まとめ
お肌のバリア機能が弱い赤ちゃんには、日焼け止めは必須です。
将来のシミ、シワ、皮膚がんを防ぐことにもなりますので、ママの責任でしっかり対策しておきましょう。
SPFやPAは、赤ちゃんの場合は少ない数値でOK。
紫外線吸収剤の使用されていない、お肌に優しいものを選びましょう。
オススメ1位は、1本で虫よけまで出来て楽ちんの「アロベビーUV&アウトドアミスト」
海やプール、水遊びをするときには「ソレオオーガニックス」がとっても便利です。