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高齢出産、慢性睡眠不足の乗り越え方

30代も後半になるとただでさえ徹夜が辛いのに、赤ちゃんが生まれると毎日のように睡眠不足が続きます。

赤ちゃんの育児とは切っても切り離せない睡眠不足。
それでも永遠に続くわけではありません。

私がどうやって乗り越えたか、お話します。

とにかく眠らせてもらえない

第一子を産んだ直後は、とにかく睡眠不足で、半分産後うつの状態になっていたと思います。
眠ったと思ってもベッドに降ろすと目を覚まして大泣き。
一晩中ソファで長男を抱っこしながら泣いていました。

とにかく、眠れない日々が続きます。

授乳が三時間おきなんていうのは、よっぽど飲むのがうまい赤ちゃんか、ミルクでうまくいっている場合だけ。
私の場合は、30分くらいかけて授乳→一時間たたずに泣く→また授乳→寝たかと思ってベッドに下ろす→ぎゃん泣き→授乳……の無限ループ。

なぜか日中よりも、夜のほうが寝てくれません。

たいていパパは起きない

どんなに隣で赤ちゃんが泣いていても、たいていパパは高いびき。
すやすや気持ちよさそうに寝ているのが、にくたらしくもなってきますし、ママの気持ちをさらにへこませます。

といってもこれは、パパの性格のせいだけではなくて、もともとママは赤ちゃんの声に敏感になって起きられるように、産後は眠りが浅くなっているのです。
赤ちゃんができたといっても、パパの体はなにも変化なし。

起きられないのもムリはないのです。

睡眠不足が心も身体も追い詰める

睡眠不足が続いて感じたのは、まず一日中頭がぼんやりとして、何も考えられなくなること。
さらに、考えることが全部マイナスのほうへ流れてしまいます。

ちょっとしたことでも、「もう全部ダメだ」みたいに、絶望的な気持ちになってしまい、どんどんネガティブな思考のループに入ってしまいます。
この世の中に赤ちゃんと自分が二人だけで取り残されたみたいな気持ちになって、そのほかの全部が自分の敵で、誰も助けてくれないように思えてきます。

こうなると、ネガティブなコトばかり次々に頭に浮かんできて、たとえ眠れる時間ができたとしても、ぐるぐる考えてばかりで眠れなくなっていくのです。

長く続く睡眠不足は、思考力を低下させてママの心を壊します。
しかも、授乳がうまくいかないストレスも加わって、待望だった赤ちゃんすらかわいいと思えない状態に。

少しでも睡眠不足を解消するために

この睡眠不足を乗り切るためには、とにかく5分、10分の短時間でもいいので眠ることです。
普通に考えると、「こんな短時間で寝ても意味ないし、起きられなくなっちゃうし」というような時間でも、産後ママにはとても貴重な睡眠時間になります。

産後のママはホルモンの関係で、短時間でしっかり眠れるような体になっているのです。
ソファに体をもたせて、少しだけ目をつぶるだけでもいいので、眠ってください。

結構「しっかり眠れたな」とおもって目を覚ますと、3分しかたってなかった……なんてことがあります。
このほんのわずかな睡眠で、心も体もかなり回復しますので、ぜひやってみてください。

手を抜けるところは手を抜く

まず、パパの世話は放り投げちゃってください。
ママは赤ちゃんの世話だけで手一杯。
大きなこどもの面倒をみる余裕はありません。

さらに、家事で手を抜けるところは全部手を抜くこと。

洗濯も掃除も、赤ちゃんの暮らしに支障のない範囲で手を抜いてください。
どちらもほんの数ヶ月のことです。
パパには、少しの間我慢してもらいましょう。

パパの世話&家事で手を抜くポイント

手を抜くといっても、パパが納得してくれない……ということもあると思います。
「家にいるだけなんだから、それくらいきちんとしろよ」なんて、言われてしまうことも。

この場合、まずはしっかりとパパに自分の大変さを話すこと。
本当につらい気持ちをしっかり話して、わかってもらいましょう。
案外、パパはママがどれほど辛いか、わかっていないことが多いのです。

だから逆に「それくらいのこともできないのか」なんて、とんでもないセリフをはいたりします。

ママが一日どんな生活をしているのか、どれくらい睡眠がとれているのか、どんな気持ちで日々を過ごしているのかを、しっかりわかってもらいましょう。

それでも「育児なんて簡単なこともできないのか」なんて言われるようなら、まるまる24時間、パパにすべての育児をやってもらいましょう。

普通のパパなら、数時間赤ちゃんと二人にされるだけで、ママがどれだけ大変だったかを理解してくれます。

育児はママだけがすることではありません。
パパにもしっかり協力してもらいましょう。

パパやおばあちゃんに協力してもらう

パパやおばあちゃんにも可能な限り協力してもらいましょう。

お休みの日、次の授乳までの、ほんの2,3時間だけ面倒を見ていてもらってとにかくジャマされずにぐっすり眠ること。
一週間に一度だけでもしっかり眠れると、かなり心の安定が保たれます。

なにより「もうすぐ土曜日……土曜日になればしっかり眠れる……」という目標ができるので、これが毎日の希望になります。

場合によっては、母乳でも搾乳&ほ乳瓶を受け付けてくれる赤ちゃんであれば、2,3回分ストックしておいて、パパやおばあちゃんに任せて、6,7時間しっかり眠ることもできます。
ここまで眠れると、本当に劇的に元気になります。

頭もクリアになるし、気持ちも前向きになって、赤ちゃんもすっごくかわいく思えるように。

自治体の助けを借りる

パパも仕事が忙しい、おばあちゃんにも頼れない……という場合は、自治体の一時保育サービスを利用してください。

ほとんどの自治体で実施されているので、ネットで調べたり、保健センターに電話で問い合わせれば詳しいことがわかります。

ここでのポイントは、赤ちゃんをあずけて身軽になったからと言って、大掃除なんてはじめてはいけません、ということ。
ぜんぶ放っておいていいので、しっかり眠ること。
掃除より洗濯より、なによりもママの睡眠が一番大切なのです。

まとめ

・産後はだれでも睡眠不足になります。
・長く続く睡眠不足は、ママの心を壊します。
・手を抜けるところは手を抜いて、ごく短時間でも睡眠時間を確保すべし。
・パパにはママのつらさをしっかり話してわかってもらいましょう。
・週に一度でもいいので、パパやおばあちゃん、自治体の一時保育などに預けて、しっかりした睡眠をとりましょう。

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  • この記事を書いた人
あやか

あやか

2男1女のアラフォー薬剤師ママ「あやか」です。 薬剤師としての知識とママとしての経験から、子育て中のママやパパがラクに楽しく育児できるグッズやサービスをご紹介しています。

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