ここ数年、都市部では使用しているママがぐんと増えたイタリア製のおしゃれなベビーカー「PEG-PREGO(ペグペレーゴ)Si」。
首が据わる前の新生児から体重が20kgになるまで乗せることが出来て、安定感も抜群。
2010年に購入してから、メンテナンスをしながら2016年現在も現役で使用中です。
6年使っていても新しいベビーカーが欲しいと思わない優秀なベビーカー。
身長の高いパパが押しても疲れない&カッコイイデザインなので、パパも喜んで押してくれています。
実際に使っていて感じたことを口コミ評価してみますので、ぜひ参考にしてみてください。
「PEG-PREGO(ペグペレーゴ)Si」
イタリア製の、スタイリッシュなベビーカーです。
外国産のベビーカーって、日本で使おうとすると不便に感じることが色々ありがちなのですが、このSiに関しては日本製のベビーカーと遜色なく日本での使用に適しているのがすごいところ。
ガタガタ道でも安定して走行
イタリアと言えば、石畳の道路。
こんなガタガタした道が多い国で作られているので、日本のちょっとしたガタガタ道程度はびくともしません。
(明治神宮に参拝にいくときに砂利道の参道を走らせたことがありますが、多少ガタガタはするものの、子どもが寝たまま走行できるくらいでした)
なにより車体がしっかりしているので、ミシミシゆがんだり、きしんだりということがほとんどありません。
車輪のサスペンションもすべてのタイヤに効いているので、地面からの衝撃をしっかり吸収してくれて乗り心地はかなり良さそう。
我が家の子どもたちは、よくベビーカーで寝てくれました。
人間工学に基づいたハンドル設計
ハンドルはハの字になった不思議な形。
普通はつながっているか垂直になっているものが多いのですが、この傾きにはとても深い理由があります。
握りやすく疲れにくいように、人間工学に基づいて設計されたもので、実際に動かしてみると分かるのですが、確かに垂直のハンドルに比べて手首に力がかからず、格段に押しやすくなっています。
よく「持ち手が繋がっていないと片手で押せない」と言われますが、Siはこのハンドル角度のおかげで、片手だけでも安定して走行が可能なのです。
片手で押すと曲がっていってしまう気がするのですが、ハンドルがちょっと内側に傾いていることで、親指の力加減を変えることでどちら方向にでも簡単に方向転換できます。
(垂直タイプのベビーカーで試してみたら、まったく方向転換できませんでした……)
ときどき子どもがぐずって乗ってくれないときは、片手で抱っこ片手でベビーカーを押す……という状況になりますが、ちょっと慣れてしまえば余裕。
私もよくこの状態で移動していました。
ハンドルの高さも簡単に調節することができるので、普段はママに合わせて低めに。
パパとのお出かけの時は高めに合わせて、パパに押してもらうということも可能。
およそ180cmのうちのパパでも背筋をのばしたまま押せて、快適だそうです。
荷物が沢山載せられる
長年使っていて思う、ベビーカーを選ぶときの一番重要なポイントが「荷物が沢山載せられること」です。
赤ちゃんを連れてのおでかけは、とにかく荷物が多くなりがちです。
さらに、赤ちゃんがいると、お買い物もかさばる&重たいものが多くなります。
こんな時、下カゴが大きくて沢山の荷物が載せられると、本当に便利。
「Si(シー)」の下カゴは大容量でとても丈夫です。
ママバッグもそのままポンと乗せることができますし、買い物してきたミネラルウォーターをぽいっと入れてしまうことも可能。
「Si(シー)」を使っていて、一番「コレを選んで良かった!」というポイントが、この下カゴの大きさです。
抜群の安定感
大切な赤ちゃんをのせるベビーカーなので、とにかく安全であることが重要です。
ベビーカーの持ち手の部分に荷物をぶら下げていて、そのままバターン!と後ろにひっくりかえってしまっているのを見たことがありませんか?
普通のベビーカーは重心の関係で、子どもが乗っていない状態で持ち手の部分に荷物をぶら下げると、後ろにひっくり返ります。
重量によっては、子どもが乗っていてもそのまま後ろにひっくり返ってしまうことも。
こうなると最悪の場合、赤ちゃんにけがをさせてしまいます。
(ベビーカーのハンドルには荷物をぶら下げないでくださいと注意書きされているものが大多数です)
「Si(シー)」は、子どもが乗っていない状態で普通のママバッグ(みんなに「重っ!」と言われるくらい)を持ち手にぶら下げていても、ひっくり返りません。
重心が前の方にあるので、よほど大量にぶら下げない限り大丈夫。
(ひっくり返りにくいのは事実ですが、もちろんバッグをぶら下げるのは自己責任なので、くれぐれも気をつけて使用してくださいね)
都市部でも使いやすいコンパクトさ
Siの横幅は51cm。
通常の自動改札もスムーズに通れるサイズです。わざわざ車いす用の広い改札を探す必要も、有人の改札を探す必要もありません。
電車にのっても、エレベーターに乗せてもコンパクトで邪魔になりません。
大抵の玄関にもすっぽり収まるサイズなので、我が家はお散歩中に寝てしまった時は子どもを乗せたまま玄関でしばらく寝かせていました。
折りたためばさらにコンパクト。
玄関の隅っこに置いておいても、まったく邪魔になりません。
片手で……というわけには行きませんが、開閉も簡単です。
マイナスポイントは…
なんといっても重量があること。
本体だけで7.8kgあるので、軽々~とは行きません。
自宅にエレベーターがないマンションの方など、毎日担いで移動しなくてはならない場合には、あまりオススメできません。
ただ、エレベーターのあるマンションや一軒家の場合は、ベビーカーを担いで移動するという場面は滅多にありません。
持ち上げるのは車のトランクへの乗せ下ろしだけ……という場合には、ほとんど気にならない程度の重量です。
もう一点は、片手でたためないこと。
ただ、これは先ほど書いたように、実際のところあまり気になったことはありません。
片手でたたまないといけない場面に、遭遇したことがないからです。
出先でたたむとしても、大抵抱っこヒモを持っているので、抱っこヒモに赤ちゃんを入れていれば両手が開く→問題なくたためる、というわけです。
重量には理由がある
重量は、軽すぎるとベビーカー自体の強度が落ちます。
Siの重量7.8kgは、軽量をウリにしているベビーカーに比べて確かに重たいのですが、軽量ベビーカーの実物を触るとすごくチャチな感じがすると思います。
ちょっとした事で折れてしまいそう骨組みや、赤ちゃんが乗るとミシミシ音を立てるボディなど正直、安全性が心配になるものも……。
その点Siは重量のぶんだけフレームががっちりしているので、多少のことではびくともしない安心感があります。
本体重量に加えて、重心が前にあるので転倒しにくいという安全性も。
本体がしっかりしているので、体重20kgまで使用できるというたくましさ。
幼稚園くらいになっても歩かない子は本当に歩かないので、実はこれが結構助かった経験も……。
7.8kgといえば、生後半年の赤ちゃんくらいの重さですよね。
これくらい毎日抱っこすることになるので、ママ的にはたいした重さに感じなくなってきます。
実際のところ電車移動や、駅でエレベーターがなくて階段を担いで上がったり降りたりも何度かしましたが、本体だけなら全然余裕でかついで階段の上り下りくらいはできます。
ちなみに、駅で階段しかない場合には、駅員さんに頼むとベビーカーを持って上り下りを手伝ってくれますので、困ったときには気軽に頼んでみて下さいね。
私も何度かお願いしたことがありますが、「いつでも声をかけてくださいね」と優しく対応してもらえました。
Siを対面で使える!トラベルシステムもオススメ
Siは、対面にならないのがなぁ……と悩んでいる方、車でのお出かけをすることがあるのなら、ぜひSiに取り付けて使えるチャイルドシート「PRIMO VIAGGIO」も合わせて検討してみてください。
Siに取り付けることで対面式ベビーカーとして使えるだけでなく、チャイルドシートとしても優秀。
さらに、「バウンサー、ベビーチェア、ベビーキャリア」としても使える優れものです。
安いところで買えばいい?
いざ購入となると、インターネットの個人輸入など、頑張れば多少安く購入することも可能です。
……が、なんといってもベビーカーは赤ちゃんが乗る大切なもの。
いざというときに相談できる、信頼できるお店で買うのを、絶対オススメします。
日本の正規代理店は株式会社カトージのみです。
ちなみに我が家は、下カゴをパパが酔っ払って踏んづけて破いたり、ホイールカバーを無くしたりと色々やらかして、その都度カトージさんにお世話になりました……。
さらに、第二子出産のタイミングでオーバーホールもしていただいたところ、本当に新品同様になって帰って来て、第三子も快適に乗っています。
ベビーカーってかなりヘビーに使うので、やっぱりいざというときに修理や部品交換をお願いできるショップで購入しておくのは重要です。
多少安く購入しても、ちょっと壊れてしまって修理できない……なんて事態を考えたら、すごく高くつくことになってしまいますよね。
カトージさんのオンラインショップで購入すると通常の一年補償に加えて、さらに一年間延長補償もついていますので安心。
ベビーカーを一番よく使う0~2歳までを補償してくれるので、かなり心強かったです。
まとめ
- ペグペレーゴSiはイタリア製でスタイリッシュなのに、日本での使用にぴったりの作りです。
- 重量は7.8kgありますが、そのぶん丈夫で多少のガタガタ道でも安定して走行します。
- しっかりタイヤのサスペンションも効いていて、子どもがよく寝る乗り心地。
- チャイルドシートを取り付けると対面式にもできます。
- 購入の際は、正規品を見極めて。信頼できるショップを選びましょう。