赤ちゃんの体をベビーソープで洗うのは定番だけど、頭は何で洗えばいいの?と考えるとちょっと悩んでしまいませんか?
きしみや絡まりが気になるようになったら、そろそろシャンプーの使い時かも
やっぱり大人用のじゃだめだよね
赤ちゃんに使うのは、やっぱり優しい成分のものにしたいね
ドラッグストアやスーパーに行くと、子ども用のシャンプーが並んでいますが、実は「子ども用」として売られているものの中にも、洗浄力が強すぎて赤ちゃんには適さないものもあるのです。
こちらのページでは、赤ちゃんにシャンプーを使うタイミングから、安心して使えるおすすめのシャンプー、シャンプーをするにあたって気になるアレコレをくわしくご紹介していきます。
赤ちゃん専用のシャンプーは必要?
赤ちゃんには、赤ちゃん用のシャンプーをぜひ使ってあげてください。
大人のシャンプーは洗浄力が強すぎたり、目に入るとしみてしまったりと、赤ちゃんが使うのには向かないものがほとんどです。
また、髪の毛が薄くてほとんど無い時期は、身体と一緒にベビーソープで洗ってしまっても大丈夫ですが、髪の毛が絡まったり、頭のニオイが気になり始めたら、専用のシャンプーを使い始めましょう。
赤ちゃんにシャンプーを使うのはいつから?
赤ちゃんの髪の毛の量にもよりますが、沐浴が終わって大人と一緒のお風呂に入るようになってから。
髪の毛に関して気になることが出てきたら、シャンプーの使い始め時です。
- 髪の毛が絡まる、毛玉になる
- きしんでギシギシしている
- 頭のニオイが気になる
- フケや脂漏性湿疹がでる
- 寝癖がひどい
石鹸やベビーソープで洗っていて問題がなければ、そのままでも大丈夫。
髪の毛が多い子は、絡まりやニオイが気になるのが早い場合が多いので、早めにシャンプーを取り入れましょう。
赤ちゃん専用のシャンプーはいつまで?いつから大人と一緒にする?
だいたい2,3歳まで、子ども専用のシャンプーを使う方が多いようです。
子ども用のシャンプーを卒業するポイントは、しっかり目をつぶっていられること。目をこすらずにいられること。
大人用のシャンプーは目に入るとしみる事が多いので、目をこすってしまったり、しっかりつぶっていられないうちは、目にしみにくい子ども用シャンプーのほうがおすすめです。
ただし、ご家庭で使用している大人用のシャンプーがシリコン入りだったり、育毛成分の入った薬用のものだったりする場合には、兼用しないほうが無難です。
また、皮膚の弱い子、敏感肌の子の場合は、シャンプーが流れることで背中に湿疹ができたり、しみてしまったりすることもあるため、なるべくお肌に優しいシャンプーを使い続けることをおすすめします。
赤ちゃん用のシャンプーを大人が使う分には全く問題ありません。
赤ちゃん専用のものは値段が高い物が多いため、コスパの面ではやめに大人用のものに切り替える方が多いのです。
赤ちゃんのシャンプーを選ぶポイント
赤ちゃん用のシャンプーは、やさしさと使いやすさがポイントです。
とくに、洗浄力が強すぎないものを選びましょう。
覚えておきたいポイントはこちらの5つ。
- やさしく洗えるもの
- 目に入ってもしみにくいもの
- 匂いがきつくないもの
- ノンシリコンのもの
- 泡立ちが良く使いやすいもの
やさしく洗えるもの
いわゆる「硫酸系」と呼ばれる「ラウレス硫酸ナトリウム(Na)」「ラウリル硫酸ナトリウム(Na)」「ラウレス硫酸アンモニウム」などが含まれているものは、赤ちゃんには刺激が強すぎるので、使用を控えることをおすすめします。
メモ
「ラウリル硫酸~」「ラウレス硫酸~」は、「入っていたら毒!」というものではありません。
洗浄力が高く、安価でとても便利な成分なのですが、小さな赤ちゃんや敏感肌の方にとっては、少々洗浄力が高すぎて刺激が強いことがあるため、トラブルを防ぐ上ではおすすめできないというだけです。
CMでもおなじみの「メリット 泡で出てくるシャンプー キッズ」などは、「ラウレス硫酸アンモニウム」が使用されているため、赤ちゃんにはおすすめできません。
ですが、いっぱい汗をかくようになった小学生や、ヘアワックスなどを使うようになった中高生からは、逆に使いやすいシャンプーになると思います。
しっかりさっぱり洗いたい、肌も丈夫になったからとにかくコスパ!という場合には硫酸系の洗浄料が最適ということもあるのです。
赤ちゃん向けには、「〇〇グルタミン酸~」「〇〇メチルアラニン~」などのアミノ酸系、「〇〇タウリンNa」などのタウリン系、「〇〇ベタイン」などのベタイン系の洗浄料が優しく洗えておすすめ。
目に入ってもしみにくいもの
赤ちゃんはどうしてもおててで目をこすってしまいます。
目に入ってしみる経験をすると、お風呂嫌いになってしまう原因にもなりますので、なるべく目にしみないシャンプーを選んであげましょう。
匂いがきつくないもの
においのきついものは避けましょう。
まったく無香の物だと赤ちゃんの頭のニオイが気になる!という場合には、やさしい香りがほんのり香る程度のものがおすすめです。
ノンシリコンのもの
子ども用として売られているものは、ほとんどノンシリコンです。
シリコンが配合されていると髪の毛はサラサラに洗い上がるのですが、洗い残しがあると頭皮や髪の毛にトラブルが起こることがあります。
赤ちゃんの場合は、それほど髪も長くなく、カラーリングしていることもないのでシリコン入りシャンプーのメリットがまったくありません。
ノンシリコンのシャンプー一択ですね。
泡立ちがよく使いやすいもの
赤ちゃんは基本的にじっとしていてはくれないので、さっと洗えてさっと流せるものが一番。
ポンプ式で泡がでてくるタイプのものだと、そのまま泡を頭にのせてわしゃわしゃっと洗うだけでOKなので、楽ちんです。
泡立ちが悪いと髪の毛や頭皮に負担がかかるため、たっぷりの泡でふんわりと洗ってあげたいところ。
そのためにも、しっかりした泡がたつシャンプーが理想です。
赤ちゃんにおすすめのシャンプーランキング
第一位 uruotte
ママといっしょに、家族みんなで使えるのが嬉しいシャンプーです。
ポンプ式ではないので、帰省や旅行の際の携帯にも便利です。
特別セットを購入するとトラベルサイズのボトルもついてきます。
価格 | 2,592円(税込/送料無料) ※一ヶ月トライ特別セット |
洗浄成分 | アミノ酸系 |
におい | 無香料 |
使いやすさ | 持ち運びやすく扱いやすいボトル。 泡立ち◎ |
特徴 | ホホバオイル配合で、ママの髪の毛もリンス不要。一本で家族全員使えます。 |
オーガニックホホバオイルが髪と頭皮をしっとりさせて、かゆみやフケ、乾燥からも守ってくれます。
99%が植物由来で目にしみにくく、新生児から使用OK。
ママが一緒につかっても髪の毛がキシキシしないので、一本で赤ちゃんからパパ&ママまで家族全員が洗えてコスパ抜群。
産後のママのデリケートになっている頭皮にも刺激になりません。
髪の毛が長いママや、毛先のパサツキが気になるママは、同シリーズのアウトバストリートメント「リペアミルク」をお風呂上がりにゆっくりつければ、ダメージヘアでもサラツヤな仕上がりに。
赤ちゃんに安心、ママの頭皮もすこやかになる、家族みんなで使い続けられるアミノ酸シャンプーです。
アミノ酸シャンプーとは思えない泡立ちで、子どもがいなくても自分用として使い続けたいと思うくらいのクオリティ。
もちろん、絡まりやすい赤ちゃんの髪もツヤがでてサラサラになりました。
第二位 ピジョン ベビー泡シャンプー
1,2位のシャンプーに比べると価格はお手頃ですが、アミノ酸系洗浄料なのでやさしく洗うことができます。
価格 | オープン価格 (参考価格1,103円) |
洗浄成分 | アミノ酸系、ベタイン系 |
におい | 無香料 |
使いやすさ | 泡で出てくるポンプ式 |
特徴 | お手頃価格なのに、優しい洗浄成分 |
赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分「ピジョンベビーリピッド」を配合した、目にしみにくいノンシリコンシャンプー。
コンディショニング成分配合で赤ちゃんの髪をさらさらに。
皮脂をとりすぎず、うるおいを残して洗い上げます。
片手で使えるポンプボトル。
首のすわらない赤ちゃんをだっこしながらでも、片手でラクに洗えます。
赤ちゃんのシャンプーの仕方&上手な洗い方
きちんとシャンプーすることは、頭皮や髪の毛の健康のためにもとても大切。
トラブルを防いで、サラツヤな髪の毛をキープするために、上手に洗ってあげましょう。
- 姿勢は抱っこでも、おすわりでも、たっちでも。
赤ちゃんが好きな姿勢でOK。ただし、転倒にだけは注意しましょう。 - まずはお湯でしっかり洗い流す。
頭からざばーっとお湯をかけてしまってOK。小さいうちにお湯をかけられることになれていると、大きくなってもラクです。
どうしても、お湯をかけられるのが嫌な子の場合は、美容院のように顔にかからないように洗ってあげてもOK。シャワーよりも、かけ湯のほうが嫌がらない子が多いので、ぜひ試してみてください。 - しっかり手のひらで泡立ててから、髪の毛にのせる。
泡タイプのものはそのままでOK。液体タイプのものは、しっかり手のひらで泡にしてから使用すると、より刺激が少なく洗えます。 - 指の腹で優しく洗う。
くれぐれも爪を立てないように。 - シャンプーが残らないように、しっかり洗い流す。
シャンプーの成分が頭皮に残っていると、かゆみやフケ、においの原因になります。
しっかり洗い流すのがとても大切。 - お風呂上がりは、タオルドライをしてから早めにドライヤーで乾かす。
髪の毛が少ない赤ちゃんでも、雑菌の繁殖を防ぐためにしっかり乾燥させることはとても大切。
早めに乾かすことで、かゆみやフケ、においを防ぐことができます。
赤ちゃんにリンスは必要?
上で紹介している3種類のシャンプーに関しては、洗浄力があまり強くない上、髪の毛の絡まりを防止したり、保湿したりという成分が配合されているので、基本的には不要です。
どうしても髪の毛が長くて絡まりやすい場合には、ノンシリコンのリンスやコンディショナーを使用してあげてください。
上記でもご紹介したuruotteのトリートメントはノンシリコンなので、ママが使って手のひらに残った分を赤ちゃんの毛先になじませてあげてからドライヤーで乾かしてあげるとサラサラになります。
おすすめドライヤーやアイロンの熱でサラサラにするトリートメント「uruotteリペアミルク」
※頭皮に残るとかゆみの原因になるので、頭皮にはつけないようにしてあげてください。
シャンプーは1回洗いでOK
大人には、シャンプーは二度洗いしないと気がすまないという人もいますが、赤ちゃんの場合は、整髪料やワックスをつけることもないので、一回でOKです。
汚れが気になるときは、「予洗い」といってお湯だけで一度洗い流すように、しっかり目に流してあげてからシャンプーをしてください。
耳は押さえなくてOK
実母や義母に、両手で耳をしっかり押さえないと、耳の中に水が入って~…なんて言われることがあるかもしれませんが、耳は押さえる必要はありません。
耳は構造上、頭の上や顔面側から流れてきたお湯は入らない様になっています。
シャワーを耳の穴に直接向けなければ、ほぼ水が入ることはないですし、万が一水が入ったとしても、大人がプールで良くあるように、時間が経てば抜けてくるので大丈夫なのです。
赤ちゃんのシャンプーによくあるトラブル・疑問
目に入って泣く
赤ちゃんのシャンプー最大の「あるある」です。
目をつぶっていることが上手にできないうえ、気になるとゴシゴシこすりますので、それはまあ、目の中に入ります。
対処法としては、まずは泣く前に洗い終わる!くらいの勢いでスピーディーに済ませること。赤ちゃんに話しかけながら、気を取られている間に終わらせるのもおすすめです。
目にしみない赤ちゃん用のシャンプーを使用するのも必須。
上でご紹介した「ぬくもり泡シャンプー」と「uruotte」は、どちらも我が家の子どもで「目に入ったけど我慢できる範囲」というのを実証済み。
普通のシャンプーに比べて明らかに目にしみないのでおすすめです。
とにかく嫌がる、お風呂場に近づいた瞬間泣く
「ザ・お風呂嫌い」ですね。
原因は、室温やお湯の温度、シャワーの音、びっくりした経験など色々あります。
大きくなるにつれて、お風呂嫌いもおさまってくることがほとんどですが、赤ちゃんが嫌がるポイントを探りながら、それを取り除けるように対処していきましょう。
ママの胸にぴったりくっつくように抱っこして上げると落ち着くことがありますし、母乳の赤ちゃんなら、もうお風呂で授乳しちゃって落ちつかせても大丈夫。
少しでもラクにお風呂に入れるようにしてくださいね。
参考サイト 赤ちゃんのお風呂嫌いを克服するための原因と対策[ゆるいく]
髪の毛が大量に抜ける
寝返り前後の赤ちゃんは、後ろ頭がハゲになるくらい、髪の毛が抜けます。
ベビーベッドには抜け毛が大量に…。
パパの枕だったら大変な事態ですが、赤ちゃんの場合は心配しなくて大丈夫。
シャンプーとか、ヘアケアの問題ではないので、まずは安心してください。
赤ちゃんは寝ている時間が長い上、頭を動かせる様になると、物理的に頭がこすれるので、どうしても後頭部がハゲてしまう時期があるのです。
寝返りしてうつ伏せの時間が長くなったり、おすわりするようになれば次第に生え揃ってきますので、心配不要。
特別なケアも必要ありません。
ただ、この時期は髪の毛が毛玉になりやすい時期でもあるので、ベビーシャンプーで髪の毛をいたわってあげるのをおすすめします。
また、元気な髪の毛が生えてくるためにも、しっかり頭皮ケアもしておくと万全ですね。
脂漏性湿疹で頭がかさぶただらけ
脂漏性湿疹は、赤ちゃんのお肌に黄色いかさぶたのようなものができてしまう皮膚トラブル。
基本的には、小児科や皮膚科を受診してください。
脂漏性湿疹のホームケアには、まずはしっかり汚れを落として清潔にすることと、しっかり保湿することが大切。
頭皮を保湿してくれるシャンプーで、しっかり汚れを落としてケアしていきましょう。
かさぶたができている場合には、お風呂に入る前にベビーオイルなどで、やわらかくふやかしておくと、シャンプーの際に簡単に落とすことができます。
無理やりかさぶたをはがすのは、皮膚を傷つけてしまうのでNGです。
しっかりふやかしてから洗い流しましょう。
参考 オススメのベビーオイル5選。赤ちゃんのための正しい選び方とは?[ベビスキ]
おすすめの赤ちゃん用シャンプーまとめ
赤ちゃんの髪の毛が絡まったり、フケやニオイが気になり始めたら、専用のシャンプーを使い始めるサイン。
ベビー用のシャンプーを選ぶときには、市販されている「子ども用」のものよりも気をつける必要があります。
ポイントは、硫酸系の洗浄料を使っていないこと、シリコンが入っていないこと。
その他、目にしみない、匂いがきつくない、使いやすいといったあたりをよく見て選んでください。
おすすめのベビーシャンプー
第一位
ママも赤ちゃんも優しく洗えて、ホホバオイルで髪の毛しっとりツヤツヤ! …「uruotte」
第二位
お手頃価格なのにきちんとアミノ酸系! …「ピジョン ベビー泡シャンプー」
シャンプーをするときのコツは、お湯で予洗い→泡立ててから髪の毛にのせる→しっかり洗い流す→お風呂上がりはきちんと乾かすこと。
赤ちゃんに優しいシャンプーで、サラサラヘアーをキープしてあげてくださいね。