二人の子どもを連れてお出かけしようとすると、とにかく大変ですよね。
1人をベビーカー、1人を抱っこで移動するのも重たくて大変。
1人を歩かせて、1人をベビーカーだと、歩いているほうの子どものスピードに付き合うのでなかなか前に進みません。
上の子が大きくなってくると、保育園や幼稚園の送り迎え、公園へ出かけるにしても移動範囲が広くなってきて、徒歩では限界が見えてきます。
車で移動しようと思っても、都市部だと駐車場を探すだけで一苦労。
そんなときに、オススメなのが自転車なのです。
自転車を手に入れると、移動できる距離がグンと広がって、まさに「世界が広がる」のを実感できますよ。
現在二人のお子さんを育てている方も、これから二人目を考えている方も、子どもが二人以上なら3人乗り対応の電動自転車が必須です。
電動ママチャリを二台購入した経験から、選び方とオススメ機種、安心して購入できる通販ショップをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2人子どもを乗せるならゼッタイ! 電動自転車がオススメ
独り身の時は電動自転車なんて考えもしなかったのですが、子どもがいると電動自転車以外考えられません。
子どもはどんどん重たくなっていきます。それにつれて、自転車を漕ぐ力がどんどん必要になってくるのですが、こちらはどんどん歳をとっていくわけで……。
自転車ってそんなにちょこちょこ買い換えるものではないので、電動でない自転車を買ってしまった後に「やっぱりきつい…」と後悔しても、後の祭り。
特に前後に子どもを乗せていると、自転車本体を含めて、最終的に100kg近い総重量になります。
これをママの脚力だけで進めるのは、並大抵のことではありません。
子どもと自分の命を預けるものなので、値段だけではなく性能もしっかり考えて、後悔がないように選びましょう。
近所に坂道はないから不要?
私が最初に思ったのは、「うちは近所に坂道ないし、電動はいらないでしょ」ということ。
もちろん、電動自転車は坂道に強いのですが、本当に役に立つのは漕ぎだしのとき。
特に、子どもを乗せていると重たいので、漕ぎ出しに力が必要です。
自転車が一番ふらつくのは、実はこの漕ぎ出しのタイミング。
子どもを乗せていると重量がかなりあるため、なかなかスピードに乗るまでが大変です。
電動自転車は漕ぎ出しのときに、前に進むパワーをサポートしてくれるので、すうっとスピードに乗ることが出来ます。
ふらつく時間が少なくなるので、転倒の危険がぐっと減るのです。
こんな理由で、ママチャリ(子乗せ自転車)は、現在電動が主流。
子どもは何歳から自転車に乗せられる?
一般的に前の座席は、1歳から4歳まで。
後部座席は、およそ2歳から6歳まで。
後ろのシートはメーカーによって1歳からとか2歳からと書いてあるのですが、子どもの実情を考えると、最低でも2歳は過ぎてから、可能であれば3歳になってからにしたほうがいいです。
後ろのシートは前のシートに比べて、かなり自由に動けます。
身を乗り出すことも出来てしまうため、目が届かない後ろの座席で子どもが暴れた場合、落下してしまう危険があるほか、後ろの座席で左右に動かれるとかなりバランスを崩しやすくなるので、自転車ごと転倒してしまう危険が高いのです。
「じっとしていてね」という言葉が分かり、きちんと乗っていられるのがおよそ三歳。
それまでは、前乗せシートのほうが安心です。
立ち上がろうとしたり、両手を広げてみたり。
前に乗せていれば、ママとも会話がしやすいので「赤信号だから止まったね。青になったら教えてね」とか、「ほら、電車がきたよ~」とかお話しながら、お散歩感覚で移動することも出来ます。
(後部座席だと、なかなかママの声が後ろに届かないので「え?」「なに?」と、会話がとてもしにくいのです)
前の席だと視界が広いので、子どもも自分が運転している気分でノリノリ。
嫌がらずに乗ってくれる確率もアップします。
一歳以下の場合は、おんぶで乗ることになります。
(都道府県によっては、おんぶNGのところもあるので、事前にご確認ください)
ちなみに、抱っこで乗るのは全国的にNGです。
倒れたときやぶつかったときなどに本当に危険なので、やめておきましょうね。
三人で乗れる電動自転車の種類
前と後ろに子どもを乗せて走る自転車。
街なかで見ていると分かる通り、大きく2つの種類があります。
- 前乗せモデル、フロントチャイルドシート標準装備+リアチャイルドシートオプション
- 後ろ乗せモデル、リアチャイルドシート標準装備+フロントチャイルドシートオプション
前乗せモデル
前かごが子乗せ椅子(フロントシート)になっているタイプ。
運転しやすさと安定感から、乗せる子どもが2歳差以下の場合は、前乗せモデルがオススメです。
(上の子が小学生になるまでは、自分で自転車を運転できないため)
オプションのフロントチャイルドシートで4歳の子どもを乗せると、視界が遮られる&重心が高いためにかなり不安定になって危険なのです。
上の子が3歳を過ぎたら後部にオプションリアチャイルドシートをプラス。
二人目と一緒に前後に乗せることが出来ます。
子どもの座る位置があとづけ(オプション)のフロントシートに比べて低くなるので、視界を遮られることもありません。
フロントシートは子どもを乗せないときは変形してカゴにもなりますので、子どもがフロントシートを卒業した後も、荷物乗せとして活躍してくれます。
(リアシートの後ろにぶら下げるor子どもに抱えさせるしかないです)
子どもが乗らなくなったあと、フロントシートを外してカゴをつけることは出来るものの、見た目がイマイチかも…。
後ろ乗せモデル
前は普通のカゴ、もしくはカゴなしの状態で、後部座席にシート(リアシート)がついているタイプのもの。
前乗せタイプに比べてスタイリッシュなデザインのものが多いのが特徴です。
子どもが1人、もしくは3歳以上の年齢差があれば使いやすいタイプです。
また、下の子がもう2歳になっている場合には、後部座席に乗ることがメインになるので、こちらを選ぶのもオススメ。
子どもが小さいうちは、この写真のようなフロントチャイルドシートをオプション(別売り)でつけて乗せる形になります。
かごがあるので、荷物が乗せられる。
子どもが全員自分で自転車に乗れるようになったら、チャイルドシートを全て外せば普通の自転車になる。
子どもの座る場所が高くなるので、視界が子どもによって遮られてしまい、運転しにくくなってしまう可能性がある。
ハンドル一体型の前乗せタイプに比べて、どうしても安定感が悪い。
万が一転倒したときに、露出している部分が多いのでケガをしやすい。
オススメの車輪のサイズは?
後輪のサイズが20インチの車高が低いモデルと、後ろの車輪が大きい後26インチモデルがありますが、現在は後20インチモデルのほうが主流です。
後26インチモデルは、後ろに子ども一人を乗せた場合の重心が高くなってしまうためバランスが悪く、おすすめしません。
(私も実際に乗っていますが、子どもがちょっと身を乗り出したりすると、バランスを崩して倒れそうになります。
口癖が「じっとして!まっすぐ乗ってて!」になりました。
二台目はもちろん、このタイプはやめました……。)
20インチモデルは、重心が低いことによる安定性と安全性があり、後ろ椅子が低いので子どもの乗せおろしが楽。
タイヤが太くて溝が深いので、雨の日でもスリップしにくいのもうれしいトコロです。
(はじめは雨の日に自転車なんて乗りませんが、子どもが大きくなってくると、習い事などで雨の日でも自転車が必須になることも…)
ただし、車輪が太いタイプはマンションやスーパーなどの自転車置き場のレールにはまらないことがあります。
念のため事前に一度、駐輪場を確認しておきましょう。
(最近のスーパーは、電動自転車用のレールが太いorレール不要のスペースが用意されていることも多いですので、たぶん大丈夫)
その他、購入にあたって注意しておきたいポイント
バッテリー容量
バッテリー容量が多いと遠くまで行けることがメリットだと思いがちですが、本当のメリットは充電の手間が減ることと、充電回数が減ることでバッテリーの寿命が延ばせることです。
バッテリーは交換すると数万円してしまいます。
上位モデルと下位モデルでバッテリー容量に差がつけられている場合は、数千円程度の差であれば最終的なコストパフォーマンスが逆転してしまうことも。バッテリーの容量が大きい方を選びましょう。
型落ちのモデルを購入する際も、バッテリー性能は向上していることが多いので、この点は常に頭に入れて選ぶようにしてください。
後部座席の子乗せシートは必要になってから
後部座席のオプションリアシートは、必ず必要になってから設置してください。
「面倒だからついているの買っちゃえ~」と思う気持ちは分かるのですが、子乗せシートは丈夫に作られているとは言え、プラスチックです。
日に当たったり雨に当たったり、転倒したときなどに劣化、破損する可能性があります。
オプションリアシートも一万円以上するものが多いので、無駄に劣化させるのはもったいないです。
後部がもったいないと思うのであれば、カゴを設置するのをオススメします。
子どもが大きくなるまでは荷物も多いですし、お買い物の時にもとても便利です。
後部にカゴをつける場合には、荷物の飛び出しを防止するネットも同時に購入するのをお勧めします。
ネットをつけておけば、段差などの際に荷物が飛び出すのを防げるだけでなく、ひったくりの防止にも役立ちます(後部カゴはどうしても死角になるので、ひったくりに遭いやすいのです)。
カゴやオプションリアシートの設置は、自転車購入後に近所の自転車屋さんでもできます。
必要になったらつける、という姿勢で問題ありません。
どこで購入する?
電動自転車は定期的にメンテナンスが必要になるため、可能であれば近所の実店舗で購入した方が無難です。
また電動自転車はちょっと特殊なので、出来れば子どもと一緒に試乗をしてから決めたいところ。
ただ、電動自転車はどうしても値段がお高めです。
個人経営の自転車ショップで購入しようとすると、ほぼ定価での購入になってしまうのが現実。
通販で購入すると、数万円の差が出てきてしまいます。
パンク修理やちょっとした修理、メンテナンスはもちろん有料になりますが、ホームセンターなどの自転車屋さんであればいやイヤな顔をせずにやってくれるところが多いです。
一例ですが、うちはイオンバイクさんで点検・修理などのメンテナンスをお願いしてします。
イオンバイクは、他店購入車も問題なく見てくれますのでオススメ。
→イオンバイク-メンテナンスメニュー
他店購入の自転車を見てくれるショップがあれば、安心してお安く通販購入できますね。
オススメ3人乗り電動自転車ランキング・2017年版
現在子乗せ自転車は、価格、重量などがほぼ横並びになってきています。
デザインも、以下を見ると分かるとおり、ほとんど一緒で、どれにして良いのか悩んでしまいますよね。
「決められない!」というあなたのために、子乗せ電動自転車歴5年、先日2台目を購入した経験からランキングにしてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
あわせて「通販するならここ!」というオススメショップを選んでみました。
しっかり組み立て済みで配送してくれるところ、防犯登録もしてくれるところなど、安心して購入できるショップを選んでいますので、参考にしてみてください。
第一位:パナソニック ギュットミニKD
パナソニック ギュットミニKD
定価 | 170,640円(税込) |
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バッテリー容量 | 16.0Ah |
1充電あたりの走行距離 | およそ60km(オートマチックモード) |
タイプ | 前乗せタイプ |
カラー | マットブラック/マットダークグリーン/ミスティグリーン/マットマロンベージュ/マットネイビー |
電源ボタンを押すだけで、後輪のロックが自動で解錠されるのがとっても便利な「ラクイック」システム搭載の最新モデル。
小さい子どもがいると、バッグの中から自転車のカギを探すのも結構手間なので、これは本当にありがたいシステムです。
自転車の性能自体には、もうほとんど差がないのですが、この「ラクイック」システムの便利さで頭一つ飛び抜けて1位です。
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傷害保険、防犯登録、長期保証付で購入できるので、通販でも安心です。
第二位:パナソニック ギュットミニDX
パナソニック ギュットミニDX
定価 | 153,360円(税込) |
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バッテリー容量 | 16.0Ah |
1充電あたりの走行距離 | およそ60km(オートマチックモード) |
タイプ | 前乗せタイプ |
カラー | マットブラック/マットダークグリーン/ロイヤルレッド/マットブルーグレー/マットネイビー/パウダーイエロー |
価格とバッテリー容量のバランスが良いので2位に。
前のせチャイルドシートの重心がハンドルの真上に来るので、バランスが取りやすく安定して走れます。
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傷害保険、防犯登録、長期保証付で購入できるので、通販でも安心です。
第三位:ブリジストン ビッケグリ
ブリジストン ビッケグリ
定価 | 138,860円(税抜) |
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バッテリー容量 | 36V×8.1Ah |
1充電あたりの走行距離 | およそ54km(オートモード) |
タイプ | 後乗せタイプ |
カラー | ダークグレー/ホワイト/リバーブルー/ディープグリーン/アンバーオレンジ |
ブリジストン独自開発の前輪駆動、ベルトドライブ方式。
他の子乗せ電動自転車と全く違う駆動方式で、特徴的な一台です。
変速やブレーキの操作がスムーズで、回生(回復)ブレーキが利用できるのが大きな特徴。
走りにこだわりたいのなら、ぜひオススメの一品。
フロントにオプションのチャイルドシートをつけても、安定性やスペースの確保に気を使われているので、他の機種に比べてかなり走りやすくなっています。
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傷害保険、防犯登録、長期保証付で購入できるので、通販でも安心です。
第四位:PAS Kiss mini un
PAS Kiss mini un
定価 | 140,000円(税抜) |
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バッテリー容量 | 12.3Ah |
1充電あたりの走行距離 | およそ49km(標準モード) |
タイプ | 前乗せタイプ |
カラー | マットソリッドグレー/マットダークグリーン/ビビッドレッド |
長年、ヤマハのPASキッスとブリジストンのアンジェリーノはほぼ同じモデルで名前が違うだけだったのですが、2017年から大きくモデル変更。
PASキッスミニはアンに、アンジェリーノは廃止されビッケに統合と、両社ともフルモデルチェンジしました。
子どもの足元を覆うような新チャイルドシート、アシストレベルの強化、車体が短く軽量化された取り回しやすさ、液晶メーターの視認性など全面的に改良されて使いやすくなりました。
特にチャイルドシートのデザインや液晶メーターの使い勝手が気に入ったのであれば、こちらを選択するのも有りです。
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傷害保険、防犯登録、長期保証付で購入できるので、通販でも安心です。
第五位:ビッケ ポーラーe
ブリジストン ビッケ ポーラーe
定価 | 137,800円(税抜) |
---|---|
バッテリー容量 | 12.0Ah |
1充電あたりの走行距離 | およそ49km(オートモード) |
タイプ | 前乗せタイプ |
カラー | レトログリーン/レトログレージュ/レトロレッド/レトロブルー/ホワイト/ブルーグレー/ダークグレー |
「小柄なママでも安心して乗れる」がコンセプトの、安定感を重視した子乗せ電動自転車。
重心が低く、フロントチャイルドシートはハンドルの真上に子どもの重心がくる設計で、ふらつきにくくなっています。
フロントチャイルドシートの座面が低いので、小柄なママでも視界が広く取れ、またぎやすいフレーム設計も嬉しいところです。
小柄なママ、自転車の運転にちょっと不安があるママには、安定感抜群のこちらがオススメ。
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まとめ
子どもを乗せて走る自転車なら、坂道がなくても電動が絶対にオススメです。
安定感を重視するのなら、前乗せタイプを。
デザインを重視するなら後ろ乗せタイプを。
専門店で購入するとどうしても価格が高くなりがちですが、気になるメンテナンスに関しては、通販で購入しても、イオンバイクをはじめとしてホームセンターなどの自転車店ならメンテナンスしてくれるところが多いので大丈夫。
可能であれば、店頭や試乗会で試乗してから(もちろん子どもも乗せて)、購入するとさらに安心です。
通販で購入する場合には、組み立て配送や防犯登録のサービスがあるお店で(上記リンクのお店なら安心です)。
最終的に長く乗るものなので、デザインやカラーで決めるのもアリですよ(元も子もない)。
金額もかなりするので、購入するのはちょっと…という場合は、レンタルしてしまうのもアリ。
特に前カゴがフロントシートになっているタイプのものは、子どもが小さい期間にしか椅子として使用しないので、フロントシートタイプはレンタル、その後後ろ乗せタイプを購入するというのもアリです。