[ママ薬剤師が選ぶ]赤ちゃんに触れても安心!ママにおすすめの日焼け止め3選


あやか
こんにちは!
アラフォー薬剤師で3児の母、あやかです。

出産前は日傘が手放せなかったというママも、赤ちゃんが生まれて荷物が増えたり、ベビーカーを押すようになったりするとなかなか日傘は使いにくいし、お散歩やお買い物で、外に出ることは増えるし…と日焼けは本当に頭の痛い問題です。

日焼け止めを塗ろうと思っても、常に赤ちゃんに触れることになるママは、「赤ちゃんに影響がないかな?」と心配になりますよね。

ママ友
うちの娘、抱っこすると私の首とか腕とかちゅっちゅって舐めるから、日焼け止めも舐めちゃうのよ
あやか
ちゅっちゅしてる姿ってかわいいんだけど、ママとしては、日焼け止めが口に入ったら…って、ちょっと心配だよね。

赤ちゃんは、なんでもかんでもなめる&口に入れるので、ママの腕や胸元についている日焼け止めは、どうしても口に入ってしまう可能性があります。

基本的に、日本で化粧品として売られている日焼け止めは、多少なめてしまっても大きな問題にはなりません。
とはいっても、少しでも赤ちゃんの口に入る可能性があるものは、なるべく安心なものを選びたいですよね。

赤ちゃんがいても、ママに降り注ぐ紫外線は待ったなし!

赤ちゃんがいるママにも安心してつかえる日焼け止めの選び方と、人気アイテムをご紹介していきます。

赤ちゃんが日焼け止めをなめてしまったらどうなるの?

あやか
結論から言うと、大きな問題はありません。
まずは安心してくださいね。

基本的に日本国内で発売されている化粧品に関しては、それほど毒性の高いものは配合されていません。
そもそもあまり美味しいものではないので、赤ちゃんも大量に食べることはないと思います。

多めに食べてしまったとしても、嘔吐や下痢程度で済むことがほとんどです。

参考日焼け止め(クリーム) - 日本中毒情報センター

赤ちゃんが日焼け止めを誤飲してしまったときの対処法

ちょっとなめた、一口飲み込んだくらいであれば、おうちで様子を見てあげてください。
お口の周りについてしまったら、きれいに拭き取ってあげれば大丈夫。

病院へ行く目安

吐き戻したり、下痢したりなど、なにか気になる症状があれば、日焼け止めのボトルやパッケージをもって病院を受診してください。
このとき、日焼け止めを飲み込んだ可能性があることをきちんと伝えましょう。

メモ

日焼け止めで特に経口毒性(口に入るとあまりよくないもの)があるのは、「紫外線吸収剤」のパラアミノ安息香酸、サリチル酸塩などの成分です。
このため、紫外線吸収剤を含まない日焼け止めを選ぶと、より赤ちゃんにも安全と考えられます。
※日焼け止めに含まれる程度の量では、紫外線吸収剤でも大きな問題はありません。

赤ちゃん育児中ママの日焼け止めの選び方

あやか
赤ちゃんのいるママが日焼け止めを選ぶときに気をつけておきたいのは…。
  • 安全なもの(紫外線吸収剤不使用)
  • SPFとPAは、それほど高くなくてもOK
  • 石けんで落とせるもの

頭にいれておいてほしいのは、この3ポイント。
あとは、使うシーンに合わせて最適なものを選んでOKです。

詳しく説明していきますね。

安全なもの(紫外線吸収剤不使用)

紫外線吸収剤は、塗り心地が良かったりSPFの高いものが作りやすかったりして、大人向けの日焼け止めにはよく配合されている成分です。
皮膚の強い大人には問題のない成分ですが、まだバリア機能の完成していない赤ちゃんのお肌にとっては少し負担が気になる成分。

また、上の誤飲の項目でも説明したのですが、赤ちゃんの口に入ってしまった場合、紫外線吸収剤を使用しているもののほうがリスクが高くなります。
赤ちゃんにふれること、口に入る可能性があることを考えるとなるべくなら「紫外線吸収剤不使用」のものを選びましょう

代わりに使用されるのは、「紫外線散乱剤」。
紫外線吸収剤が、お肌の上で化学反応をさせて紫外線を防ぐのに対して、紫外線散乱剤は文字通り、紫外線を反射させて散らすことでお肌に届くのを防ぎます。

SPFとPAは、それほど高くなくてもOK

一般的な大人向けの日焼け止めはSPF50+とかPA++++という日焼け止め効果が高いものが多いのですが、赤ちゃんに触れることの安全性を考えると、小さな赤ちゃんをもつママには、ここまでの強力な日焼け止め効果は不要です。
朝から夕方まで営業で外回りとか、陽射しに照らされ続ける働く女性とは違い、赤ちゃん連れをつれて一日中日向に立っていることはまずありません。

SPFは10でおよそ150分間紫外線から守ってくれると言われているので、赤ちゃんとお散歩にいく程度ならSPFは10でも大丈夫。

PAは、シワやたるみの原因になる「UV-A」の防止効果を表す目安ですが、

PA+ 効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++++ 極めて高い効果がある

……と、かなりざっくりした基準。
PA+で日常生活の散歩程度は充分とされています。
(参考:日本化粧品工業会連合会

石けんで落とせるもの

ママ向けの日焼け止めは、化粧下地系をはじめとして「クレンジングで落としてください」というものが結構あります。
赤ちゃんにふれる可能性がある場合は、できるだけクレンジング必須の日焼け止めは避けましょう。

理由は、日焼け止めが赤ちゃんのお肌に触れた場合、赤ちゃんもクレンジングで洗わないと日焼け止めが落ちないためです。
ママの顔や肌についた日焼け止めは、頬ずりしたり抱っこしたりで、赤ちゃんにつかないようにするのは現実的に不可能。
一日二日ならまだいいのですが、これが毎日しっかり落とせずに蓄積していくと、赤ちゃんの肌トラブルの原因になってしまうこともあるのです。

石けんで落とせるタイプの日焼け止めであれば、赤ちゃんを通常通りお風呂にいれて石けんで洗うだけで、さっぱりきれいに流してしまうことができます。

もちろん石けんで落とせるタイプは、クレンジング必須のものに比べて汗や水で流れやすいのですが、落ちてしまった場合には塗り直しで対処するほうが安心ですよ。

その他、あると便利な機能

日焼け止めにカラーコントロールの効果がついているものは、寝不足や栄養バランスの偏りなどでガタガタになりがちなママのお肌を、簡単にきれいに見せてくれます。
ちょっとしたお出かけなら、わざわざお化粧しなくても大丈夫なので、一品あるととっても便利です。

また、赤ちゃんにも日焼け止めは必須なので、日常のお出かけは赤ちゃんの日焼け止めを一緒に使うのもGOOD。
赤ちゃん向けの日焼け止めでも、お散歩やお買い物程度なら、充分効果を発揮してくれます。
さすがに赤ちゃん向けの日焼け止めでは、顔は心配…という場合は、お顔のみノンケミカルのママ向けUVケアを使うと安心です。

ママにおすすめの日焼け止め

上記のポイントを中心に、ママが安心してつかえる日焼け止めを目的別にご紹介します。
いろいろ使ってみた結果、用途別にいくつか持って、使い分けるのが一番使いやすいと思いますので、ランキングではなく用途別にご紹介していきますので、ご自分の目的にあったものをチョイスしてみてくださいね。

顔用&化粧下地用

腕・足など全身用

水遊びに

[顔用&化粧下地用]HANAオーガニック ウェアルーUV

赤ちゃんに触れても安心の配合なのに、SPF30、PA++でしっかりUVケアができるUVベース。
一本でお肌が明るくきれいに見えるので、近所の買い物やお散歩はこれ一本だけで出かけてしまっています。


価格 4,000円/30ml(税抜・送料無料)
安全性 天然100%オーガニック処方。
紫外線吸収剤、タール系色素、合成ポリマー、シリコン無添加
落とし方 石けんで楽々オフ
UVカット SPF30 PA++
その他 美容液成分85%。
オーガニックで白浮きせず、光をコントロールして毛穴、 色ムラの目立たないクリアな肌に整えてくれます。

日中のちょっとしたお出かけに、顔用UVケアとして最適。
これ一本で、お出かけできるくらいきれいな顔色に整えてくれるので、そのままお散歩やお買い物もOK。
眉毛とリップだけ簡単ポイントメイクすれば、それなりにきちんと見えるので、個人的にも手放せない一本です。

化粧下地としても、疲れてくすみがちなママのお肌の色をコントロールして明るく見せてくれるので優秀です。

オーガニック処方なので、ママのお肌にも赤ちゃんのお肌にも優しく、もし赤ちゃんについてしまっても石けんで簡単に落とせます。
美容液成分85%で、UVケアをしながらもお肌のダメージをケアして美しい肌へと導いてくれるのも、スキンケアの時間がなかなかとれないママにとっては、嬉しいポイント。

一度つかうと手放せない、安心&便利なアイテムです。

[腕や足など全身に、ベビーと一緒に使用OK]アロベビー(ALOBABY)UV&アウトドアミスト

夏の2大お肌のお悩みといえば、日焼けと虫刺され。
ALOBABYのUV&アウトドアミストは、一本でこの2つをまとめてケアしてくれます。


価格 2,350円/80ml(税抜・送料別)
安全性 100%天然由来成分。
紫外線吸収剤、ディート不使用。
落とし方 お湯で落とせる
UVカット SPF15
その他 新生児から使用OKの、赤ちゃんのための日焼け止め&虫除けミスト。

一本ママバッグに入れておくだけで、ママの赤ちゃんもUVケアがまとめてできる便利アイテム。
虫よけのにおいも、天然ハーブ(レモングラス&ローズマリー)の香りなので、赤ちゃんにも安心&ママも爽やかな気分になれます。
小学生になったお兄ちゃんにも、「いいにおい!」と好評の香りです。

シュッとスプレーするだけで広い範囲に塗れるので、あとはちょっと伸ばすだけで、じっとしていない赤ちゃんにも楽に塗れます。
そのまま、ママの手足にもシュシュっと一緒にしてしまえば、あっという間に二人のUVケア&虫除けケア完了。

日常のお散歩やお買い物、公園遊び程度はSPF15で物足りないと感じたことはありません。
赤ちゃん連れで、何時間も炎天下にいることはまずないので、日焼け止め効果も充分でした。

[赤ちゃんと一緒の水遊びに]ソレオオーガニックス

赤ちゃんが水遊びするようになったら使いたいのが、こちら。
オーガニックなのにウォータープルーフで、お水遊びをしても安心です。


価格 2,200円/40g(税抜・送料別)
安全性 100%天然由来成分。
紫外線吸収剤不使用。
落とし方 石けんで落とせる
UVカット SPF30/PA++
その他 オーガニックなのに白浮きせず、汗や水に強いウォータープルーフ。

オーガニックでは珍しいウォータープルーフの日焼け止め。
子どもの水遊びに付き合っていると、いつの間にかママもびしょびしょになっていたり、汗でべったりなんていうのはあたりまえ。
普通の日焼け止めだと、汗や水で落ちてしまうのが心配…なんて場面もよくありますが、ウォータープルーフなら安心して水遊びに付き合ってあげられます。

オーガニック保湿成分も含まれているので、紫外線でダメージを受けた肌にうるおいを与えて健やかに導いてくれる効果も。

赤ちゃんの遊びがダイナミックになってきたら、用意しておきたい一本です。

ママにおすすめの日焼け止め:まとめ

ママの日焼け止めは、赤ちゃんがなめてしまう可能性もあるので、安全を第一に選びましょう。

顔はしっかりUVケアしたい!というママには、「HANAオーガニック ウェアルーUV」。
毎日のお出かけは、ベビーと一緒に「アロベビーオーガニックUV&虫除けミスト」を一吹き。
お水遊びをするなら、「soleo ソレオ オーガニックス」。

用途に応じて、最適なものを使い分けるのがおすすめです。

使いやすい日焼け止めを選んで、ママの日焼け対策も万全にしながら、夏のお出かけをめいっぱい楽しんでくださいね。

  • B!