高齢での妊娠出産は、妊娠出産自体にリスクがあるのはもっともなのですが、実は産んだ後の育児が結構大変です。
一番年齢を実感する「体力の限界」との付き合い方を、私の実体験を元に考えてみました。
体力の衰えを実感する日々
うちの場合は、二歳差の男児二人とその三歳下に女児がいるのですが、何が一番きついかと言われれば、「体力と睡眠不足」。
20代の頃は余裕で徹夜してカラオケ行ったり飲みに行ったりの体力があったのですが、30を過ぎた頃から徹夜が出来なくなってきました。
だんだん「もうひとがんばり」が効かなくなって来たところでの妊娠出産。
赤ちゃん時代のひたすら抱っこでの移動、少し大きくなってきたらきたで、走り回る子どもを追いかける日々。
とにかくママは、体力勝負です。
なんとか頑張って乗り越えつつ、楽しい育児ライフを過ごしましょう。
体力不足を乗り越えるには…
年だから……となげいていても、何も解決しません。
幸い、高齢ママは人生経験が豊富。色んな手段を駆使して頑張りましょう。
まずはしっかり食べること
毎日忙しくて、自分のことは全部後回しにしがちですが、とにかくしっかりご飯を食べることです。
それも「白いご飯」をしっかり食べること。忙しくて時間がなければ、おにぎりだけでもいいので、1日三食は最低でも食べましょう。
食事を抜いて血糖値が下がってくると、ちょっとしたミスも増えてきて、最悪の場合、赤ちゃんを危険にさらしかねません。
もちろん、水分補給もしっかりしてくださいね。
体操やストレッチで身体を動かすこと
「疲れているのに、体操!?」と思いますよね。でも、これが案外効果的なんです。
私は生後二ヶ月から親子ビクスに通っていますが、普段凝り固まりがちな筋肉を動かせるので、親子ビクスの後は、本当に身体が軽く感じます。
もちろん、身体は疲れますが、おかげでよく眠れるようになりますし、赤ちゃんも一緒に体操できれば、赤ちゃんも疲れてよく寝てくれます。
腰痛予防や筋力作りにもなって、とってもお得。
自治体や近くのスポーツジムなどで「ママと赤ちゃんの親子ビクス」や「ベビーヨガ」などがあれば、ぜひ参加してみてください。
そんなのないよ~!と言う場合には、簡単なストレッチで構わないので、背中や胸を伸ばして見て下さい。
ふわっと身体が軽くなるのを感じられると思います。
可能であれば、しっかりお風呂であたたまること
パパが少しの間赤ちゃんを見ていてくれるようであれば、しっかりお風呂であたたまってください。
ポイントは、お風呂に入ったときに、声に出して「ふぅ~っ」と言うこと。
ウソだと思ったらやってみて下さい。
身体のちからがすうっと抜けて、楽になりますよ~!
ちなみに、身体があたたまって血行が良くなると、母乳の出も良くなります。
辛くなったら助けを求めよう
というわけで、色々と並べてきましたが、ママが一人で出来ることには限界があります。
でも今まで積み上げてきたキャリアもあるし、プライドもあるので、人に助けを求めるのって苦手じゃないですか?
私も完璧主義で、独身時代から人に助けを求めるのが苦手でした。
だから、助けを求められない気持ちはよく分かります。
でも、ママはこれから子育てをしていく上で、何度も人に助けを求めたり、助けられてお礼を言ったりということを繰り返して行くのです。
一人では子育てはできません。
家族や、友人はもちろん、自治体にも手助けをしたいと思ってくれている人はたくさんいます。
「こんなことで辛いって言ったら、いい年をして母親失格だ」なんて悩む必要はありません。
人に助けを求めるのは、決して恥ずかしいことではありません。
だって、ママだって自分の赤ちゃんに、「将来誰の助けも借りずに、一人だけで生きていって欲しい」なんて思わないでしょう?
自分の子が何か辛いことがあったら、言って欲しいって思いますよね。
理解のないパパやおばあちゃんに「家にいて子どもの面倒見てるだけのくせに」なんて言われても、聞く耳を持つ必要はありません。
一週間、一人で赤ちゃんの面倒を見てから言いやがれってもんです。
家族に理解がないのなら、自治体の相談窓口に声をかけてみてください。
保育園で一時的に赤ちゃんを預かってくれたり、家事を手伝ってくれる「ファミリーサポート」というサービスもあります。
これは、沢山のママたちが上手に使っているサービスなので、気兼ねすることなく利用して下さいね。
まとめ
・高齢出産、毎日が体力の限界との戦いです。
・体力をupさせるには、まずはしっかりご飯を食べること。
・さらに、体操やストレッチで身体を動かすこと。
・ゆっくりお風呂につかること。
・辛くなったら、我慢せずに助けを求めること!