「コウノドリを読んで考えたこと」シリーズも今回で7回目。
今回も、読みながら号泣してしまいますが、読んだ後、自分の赤ちゃんがすごく大切に思えます。
育児に疲れたな……と思った方もぜひ、気分転換を兼ねて読んでみてくださいね。
コミックなので、気軽に読めます。
7巻は、NICUの赤ちゃんと夫婦、医師たちの話
今回は一冊まるまるNICUのお話。
NICUに入ることになった赤ちゃん、そのママとパパの苦悩。
それに、NICUで働く医師たちのお話です。
コウノドリ7巻の内容
- NICU
日々NICUで繰り広げられるドラマ。小さく産まれた赤ちゃんを育てるNICU。無事に巣立つことが出来る子もいれば、そうではない子も…
コウノドリ7巻を読んで考えたこと色々
今回は、シリーズ初めて長編の、NICUを舞台にした物語です。
シリーズの中でも「超泣いてしまうストーリー」トップ3の一つです。
NICUの赤ちゃん
「NICUは、赤ちゃんの病気を治すところではなく、赤ちゃんを育てるところ」というのが、すべてを物語っているのだと思います。
さまざまな理由で、さまざまな状態の赤ちゃんがいるNICU。
産院がNICUのある病院だったので、私の知り合いにも、沢山のNICU出身の赤ちゃんたちがいます。
みんなNICUにいたとは思えないくらい、大きく元気に育っているのを見ると、やっぱりNICUの力ってすごいし、とても大切なんだな~と思います。
赤ちゃんの回復力って、すごいんですよね。
ちょっとの傷くらい、一晩で治ってしまうんです。
神秘的なくらいの、強い生命力と回復力。
それが一番よくわかるのがNICUなのかなと思います。
「赤ちゃんにちょっと手を貸してあげる場所」って素敵ですよね。
NICUの赤ちゃんの両親
つねに保育器がたりないNICUでは、まだ少し不安が残る状態でも、他の赤ちゃんのために保育器を明け渡さなくてはならないことも。
このエピソード、すごく考えさせられます。
自分だったら出来るだろうか?
明け渡さなければきっと自己嫌悪に襲われます。
でも、明け渡して、自分の子に何かがあったら……?
ものすごい葛藤ですよね。
沢山の不安を乗り越えて頑張っているママとパパ、心から尊敬します。
どうか頑張ってください。
NICUのスタッフ
病院で働いていると、患者さんが亡くなるのは日常です。
前日までお話ししていた患者さんが、翌日はベッドが空っぽ。
さらにその午後には違う患者さんがそのベッドにいるということも、しょっちゅう。
私の場合は、大人からお年寄りの患者さんが多かったのですが、これが赤ちゃんだったらと思うと、やっぱりスタッフのダメージもより大きいですよね。
一般の人からすると、医療スタッフが患者さんの死にダメージを受けているとは思わないかもしれませんが、医療スタッフも同じ人間です。
思い入れが強ければ強いほど、ショックも受けますし、涙も流します。
ただ、それを患者さんの前では極力見せないだけです。
特にNICUは、常に気が抜けないので本当に大変だと思います。
せめて、人員配置を含めた職場環境が、少しでも改善されることを祈ります。
「コウノドリ7巻」を読む
もちろん紙の本もいいのですが、妊婦さん&育児中のママには、ぜひ電子書籍にチャレンジすることをおすすめします。
妊婦さんは、横になっていても、スマホが防水ならお風呂でも読めますし、育児中のママはちょっとした空き時間に読めるので、スマホで読める電子書籍は本当に便利。
私は図書館で借りた本以外は、最近全部電子書籍で読むようになってしまいました。
電子書籍といわれると、専用端末が必要で面倒くさい気がしますが、電子貸本Renta!なら、お持ちのスマホで、何もインストールすることなく、ブラウザから読めますよ。
その他の巻については、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」1巻を読んで考えたこと」、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」2巻を読んで考えたこと」、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」3巻を読んで考えたこと」、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」4巻を読んで考えたこと」、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」5巻を読んで考えたこと」、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」6巻を読んで考えたこと」も合わせてお読みください。
その他のコミック版「コウノドリ」については、「コウノドリを読んで考えたことシリーズ」からどうぞ。
ドラマ版「コウノドリ」については、「ドラマ版「コウノドリ」ママ的感想」のページからどうぞ。