「コウノドリを読んで考えたこと」シリーズも今回で6回目。
今回も、読みながら号泣してしまいますが、読んだ後、自分の赤ちゃんがすごく大切に思えます。
育児に疲れたな……と思った方もぜひ、気分転換を兼ねて読んでみてくださいね。
コミックなので、気軽に読めます。
6巻は、いろいろな運命の赤ちゃんの話
今回はいろいろな親子の関係の話。
子宮外妊娠、口唇口蓋裂などの赤ちゃんと授かった夫婦の複雑な心境、それぞれの生き方のお話です。
コウノドリ6巻の内容
- 子宮外妊娠
子宮外妊娠は、妊娠の継続は不可能です。それを病気としてとらえる産科医と、あくまでも妊娠としてとらえる妊婦の気持ち。 - 性感染症
性感染症にかかっていた妊婦。いったいどこで感染したのか? 真実を知ったときに夫婦の関係は…? - 口唇口蓋裂
お腹の中の赤ちゃんが「口唇口蓋裂」という障がいを持っていることを知らされた夫婦の苦悩。 - 乳児院
鴻鳥先生の生まれ育った乳児院。そこにくらす子どもたちの現実。
コウノドリ6巻を読んで考えたこと色々
今回は、各話それぞれ全く違ったお話。その裏で四宮先生の過去のお話も、ひとつの結末を迎えます。
今回も深いので、色々思うことが多すぎて、またもや語ってしまいました。
お時間がある方は、よろしければおつきあいください。
子宮外妊娠
確かに、子宮外妊娠はどうやっても妊娠の継続が不可能です。
有無を言わさず手術の対応になるのは仕方の無いこと。
でも、妊娠検査薬の陽性を見て、喜んだばかりの夫婦にとっては、突然の衝撃的な事実です。
特に心拍を見るくらいまで育っていれば、妊婦としては「自分の赤ちゃん」という気持ちが強くなるのは、流産経験があるので、痛いほどによく分かります。
まして子宮外妊娠は卵管をとらなくてはなりません。
その後の妊娠がしにくくなるかもしれない。
リスクを考えると、本当に苦しいと思います。
性感染症
淋病のときもそうでしたが、これもある意味クスリと笑える(?)お話。
性感染症は、出産までに治療しておけば、妊娠の継続にはまったく問題ありません。
……が、夫婦関係を考えると、大問題。
妊婦側に思い当たるフシがなければ、それはもうパートナーがどこかからもらってきたわけで……。
まあ当然、修羅場になりますよね。
口唇口蓋裂
唇と、上あごが形成不全になる「口唇口蓋裂」。
命の別状はなく、現代であれば、治療によって完全に治る障がいです。
それでも、実際に自分の赤ちゃんがこの障がいを持っていることを知れば、動揺しない妊婦はいないでしょう。
パパはもちろん、おじいちゃんおばあちゃん、誰もが動揺すると思います。
産まれた後も、ミルクがうまく飲めないなどの苦労が続きます。
お世話をするママやパパも、大変な日々が続くでしょう。
それでも必ず治ります。
どうか、パパとママがしっかり赤ちゃんを支えてあげてください。
それから周りの人も、口唇口蓋裂の赤ちゃんを見かけたときは、ぜひ温かい目で見守ってあげてくださいね。
乳児院
日本は里親制度にいろいろな制約が多くて、なかなか進んでいないのが現状だと言われています。
乳児院の子どもたちの現実を、もっとしっかり世の中が知って、一人でも多くの子どもが幸せになれるようにしなくてはいけないと思います。
子どもたちには、なんの罪もない。幸せになる権利を持っているのですから。
「コウノドリ6巻」を読む
もちろん紙の本もいいのですが、妊婦さん&育児中のママには、ぜひ電子書籍にチャレンジすることをおすすめします。
妊婦さんは、横になっていても、スマホが防水ならお風呂でも読めますし、育児中のママはちょっとした空き時間に読めるので、スマホで読める電子書籍は本当に便利。
私は図書館で借りた本以外は、最近全部電子書籍で読むようになってしまいました。
電子書籍といわれると、専用端末が必要で面倒くさい気がしますが、電子貸本Renta!なら、お持ちのスマホで、何もインストールすることなく、ブラウザから読めますよ。
1巻については、「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」1巻を読んで考えたこと」、2巻については「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」2巻を読んで考えたこと」、3巻については「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」3巻を読んで考えたこと」「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」4巻を読んで考えたこと」「赤ちゃんが愛おしくなるコミック「コウノドリ」5巻を読んで考えたこと」も合わせてお読みください。