当サイトでも、ご紹介してきた漫画「コウノドリ」が、ドラマになってスタートしました。
俳優さんや視聴率などのお話は専門のサイトにおまかせして、ママ目線で感想とマンガシリーズとの関係などをまとめてみます。
今回は第九話の内容について。
ドラマ「コウノドリ」とは
TBS系列 金曜日夜10時から放送中。
鈴ノ木ユウ氏がモーニング連載中の『コウノドリ』(講談社刊)を原作とした、綾野剛主演のドラマです。
ドラマ「コウノドリ」第九話
12/11、よる10時より放送。
ドラマ第一話については「ドラマ版「コウノドリ」第一話。漫画版との関係とママ的感想」、第二話については「ドラマ版「コウノドリ」第二話。漫画版との関係とママ的感想」、第三話については「ドラマ版「コウノドリ」第三話。漫画版との関係とママ的感想」、第四話については「ドラマ版「コウノドリ」第四話。漫画版との関係とママ的感想」から、第五話については「ドラマ版「コウノドリ」第五話。漫画版との関係とママ的感想」、第六話については「ドラマ版「コウノドリ」第六話。漫画版との関係とママ的感想」、第七話については「ドラマ版「コウノドリ」第七話。漫画版との関係とママ的感想」、第八話については「ドラマ版「コウノドリ」第八話。漫画版との関係とママ的感想」からどうぞ。
漫画版「コウノドリ」との関係
いよいよラストスパート。今回は話がぐんと進みました。
メインになっているNICUの話は、漫画版「コウノドリ」7巻の「NICU」のエピソード。
保育器を明け渡すことになる「ユウタ」くんは、コミックでは「ユウナ」ちゃんという女の子でした。
コミック版では、NICUのメインエピソードは胎児発育不全で小さく産まれた「翔」くんと、ドラマに登場した23週早産の陽介くんのエピソードが対照的に描かれていましたが、ドラマ版では時間の関係か、重たい方の陽介くんのエピソードのみになっていました。
「コウノドリ」シリーズでは滅多に無い、現在進行形で赤ちゃんが亡くなるエピソードです。
(翔くんは後日無事に退院して行きます)
18トリソミーの子の話もNICU編で語られているのですが、ドラマでは最終話に持ち越しになりましたね。
四宮先生がずっとお見舞いに行っていた、つぼみちゃんが亡くなる話は、漫画版「コウノドリ」6巻の「口唇口蓋裂」のエピソードから。
つぼみちゃんには、コミック版では上の子がいます。
もともとつぼみちゃんの家族と四宮先生は、上の子の出産から信頼関係があって、だからこそ四宮先生もつぼみちゃんに対する思い入れが強いという事情があったりもします。
ちなみに、新井先生のその後ですが、ちょっとネタバレすると、結局新生児科には戻ってきません。
後日、小児科医になったという話が、さらっと語られています。
ドラマ版「コウノドリ」9話の感想
いよいよ大詰め。エピソードが順次回収されています。
しかし、NICUの保育器に入った状態で出演している赤ちゃんたち、あらゆる意味ですごいですね……。
「NICU」のエピソードについて
コミック版の後書きで「赤ちゃんには死んでもらいましょう」という話し合いを喫茶店でしたと書かれています。
「えー!ここで死んじゃうの!?」という重たいエピソードですよね。
医療関係者でも患者さんが亡くなれば、当然ショックは受けます。
前日まで話をしていた患者さんが、今日はもういないということが普通にある世界です。
毎回泣いていては仕事にならないから、やり過ごすようにはなりますが、それでも何も感じないわけではありません。
特に、赤ちゃんや子どもが亡くなるのは、さらにショックが大きいと思います。
新井先生は、コミック版ではその後小児科医として再出発したみたいですが、やっぱりきついですよね。
一方、保育器を譲るのも重い決断です。
自分の子どもがその状況だったら……と考えると、私は譲れないかもしれません。
自己中心的かもしれませんが、他の赤ちゃんのために自分の子どもを危険にさらせるかと言われると、素直にうなずくことは出来ないと思います。
自分の身に置き換えて考えると、このドラマ9話はシリーズの中で一番辛いエピソードなんじゃないでしょうか。
NICUって、あらゆるところに命の分岐点がある場所なんですよね。
「コウノドリ」の原作コミックを読む、ドラマをオンデマンドで観るには
シーズン1「コウノドリ」(2015)は、こちらで見られます。
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