当サイトでも、ご紹介してきた漫画「コウノドリ」が、ドラマになってスタートしました。
俳優さんや視聴率などのお話は専門のサイトにおまかせして、ママ目線で感想とマンガシリーズとの関係などをまとめてみます。
今回は第八話の内容について。
ドラマ「コウノドリ」とは
TBS系列 金曜日夜10時から放送中。
鈴ノ木ユウ氏がモーニング連載中の『コウノドリ』(講談社刊)を原作とした、綾野剛主演のドラマです。
ドラマ「コウノドリ」第八話
12/04、よる10時より放送。
ドラマ第一話については「ドラマ版「コウノドリ」第一話。漫画版との関係とママ的感想」、第二話については「ドラマ版「コウノドリ」第二話。漫画版との関係とママ的感想」、第三話については「ドラマ版「コウノドリ」第三話。漫画版との関係とママ的感想」、第四話については「ドラマ版「コウノドリ」第四話。漫画版との関係とママ的感想」から、第五話については「ドラマ版「コウノドリ」第五話。漫画版との関係とママ的感想」、第六話については「ドラマ版「コウノドリ」第六話。漫画版との関係とママ的感想」、第七話については「ドラマ版「コウノドリ」第七話。漫画版との関係とママ的感想」からどうぞ。
漫画版「コウノドリ」との関係
今回は、いろんなエピソードがぎゅっと詰まった回になっていました。
まず、メインになっていたのは漫画版「コウノドリ」2巻の「無脳症」のエピソード。
ドラマ版ではショートカットされていますが、コミック版では鴻鳥先生はきっぱりと「人工妊娠中絶するべきです」と明言していまし、夫婦はもっとお互いにぶつかって、悩んで結論にたどり着いています。
口唇口蓋裂の赤ちゃんのお話は、漫画版「コウノドリ」6巻の「口唇口蓋裂」のエピソードから。四宮先生のつぼみちゃんとのエピソードは、コミック版ではここで一つの終結を迎えています。おそらく、ドラマ版では次回9話でこのあたりを回収するのではないでしょうか。
白川先生が不用意な発言をしてひんしゅくを買うのは、漫画版「コウノドリ」5巻の「双子」というエピソード。コミック版では、以前死産をした妊婦さんの双子の出産にあたって、不安になる妊婦さんに向けて「大袈裟だなぁ」と発言し、四宮先生に足を踏んづけられています。ですので、手紙のエピソードはドラマオリジナルです。
それから、ちらっと登場した母乳をNICUに届ける妊婦さんは、漫画版「コウノドリ」7巻のNICUで詳しく語られているエピソードです。ちなみに、ちょっと予告をみた感じだと、9話はこのNICUのエピソードがメインになりそうですね。
ドラマ版「コウノドリ」8話の感想
いろんなエピソードが入り乱れて、大盛りの回という感じ。
「無脳症」のエピソードについて
無脳症は、コミック版であったように、基本的には人工流産をすすめられます。
産まれても数時間しか生きられないと言われているためです。
が、実は最近驚きのニュースがありました。
なんと、無脳症の赤ちゃんが一歳を迎えたというのです。
「無脳症の赤ちゃんに起きた奇跡。1歳を迎え、父が心境を綴る「可能な限り最高の人生を」」
まだまだ、赤ちゃんの世界は現代の科学が追いついていないことが多いんですね。
ただ、この例があるからといって、無脳症の赤ちゃんを中絶するという判断が間違っているというわけではありません。
あくまでも万に一つの奇跡です。
一度死産・流産をした経験のある人は、妊娠が分かっても心から喜べないことがよくあります。
次の妊娠が無事に出産までたどり着ける保証が無いことを知っているからです。
でも、それは妊娠したくなかったとか、赤ちゃんが欲しくなくなったわけではなくて、ただ怖いのです。
失う痛みを知っているから、二度とそれを味わいたくないから、怖いのです。
周りの家族は、「そんなこと言ってちゃだめ」などと否定せずに、どうか、その不安ごと受け入れて支えてあげてください。
大丈夫。
流産・死産していても、ほとんどの妊婦さんは次の妊娠で、元気な赤ちゃんを出産しています。
事実、私も1人流産したあと、3人元気に産みましたから。
「口唇口蓋裂」のエピソードについて
児童センターで知り合ったお友達に、口唇口蓋裂の女の子がいました。
3歳で出会ったときには、ちょっと唇に手術跡があるのはわかりましたが、それ以外は普通に生活して、元気いっぱい遊んで笑う、普通の女の子です。
赤ちゃんに障害があると言われれば、不安で一杯になると思います。
ですが、ドラマでもあったように、口唇口蓋裂は治る病気です。
実際に治っている人たちの事例を沢山見ることで安心できることも多いと思います。
これからもどんどん医療は進歩し続けますから、希望をもって治療に向かってください。
「コウノドリ」の原作コミックを読む、ドラマをオンデマンドで観るには
シーズン1「コウノドリ」(2015)は、こちらで見られます。
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「コウノドリ」の原作に興味を持った方は、電子書籍でも読むことが出来ます。
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