当サイトでも、ご紹介してきた漫画「コウノドリ」が、ドラマになってスタートしました。
俳優さんや視聴率などのお話は専門のサイトにおまかせして、ママ目線で感想とマンガシリーズとの関係などをまとめてみます。
今回は第五話の内容について。
ドラマ「コウノドリ」とは
TBS系列 金曜日夜10時から放送中。
鈴ノ木ユウ氏がモーニング連載中の『コウノドリ』(講談社刊)を原作とした、綾野剛主演のドラマです。
ドラマ「コウノドリ」第五話
11/13、よる10時より放送。
ドラマ第一話については「ドラマ版「コウノドリ」第一話。漫画版との関係とママ的感想」、第二話については「ドラマ版「コウノドリ」第二話。漫画版との関係とママ的感想」、第三話については「ドラマ版「コウノドリ」第三話。漫画版との関係とママ的感想」、第四話については「ドラマ版「コウノドリ」第四話。漫画版との関係とママ的感想」からどうぞ。
漫画版「コウノドリ」との関係
今回の、鴻鳥先生の育った乳児院のエピソードは、漫画版「コウノドリ」6巻の「乳児院」のエピソードです。
漫画版では、乳児院の施設長が出てくるのですが、ドラマ版では出てきていません。
加賀美先生が鴻鳥先生の子ども時代に見送りをすることが出来ず、再訪してくれたときにようやく見送れたというエピソードは同じですが、最後に施設長の「見送るまでに30年かかっちゃったわね」というコメントが入っていました。
また、鴻鳥先生に声をかけてきた乳児院の男の子は、漫画版では鴻鳥先生とおなじ喘息持ちで、里親さんが見つからずにもうすぐ乳児院を卒業しなくてはならないという設定になっていて、鴻鳥先生が自分と重ね合わせるシーンがありましたが、このあたりはドラマでは中学生たちの特別養子縁組で表現されていたようです。
ちなみに、駆け込み出産で産まれた赤ちゃんは、漫画版では「アオイ」ちゃんになっていて、もうすぐ里親さんが決まると言うことで、お母さんの元には戻らないようでした。
コミック版の「コウノドリ」では、中学生の妊娠するエピソードはいまのところありません。
(「モーニング」の本誌のほうではあるのかもしれませんが、コミック化されたものしか確認できておらず……)
高校生の妊娠するエピソードは、第二巻の「未成年妊娠」で語られているのですが、今回とはだいぶストーリーが違っています。
(こちらは、出産して家族みんなで育てていこうという話になっています)
ドラマ版「コウノドリ」5話の感想
今回は、鴻鳥先生の過去の秘密が明かされるエピソードでした。
しかし、3歳の鴻鳥先生を演じた男の子、本当に3歳だとしたらものすごい演技力。
たぶん、4,5歳なんだと思いますが……。
(余談ですが、子役の世界では、見た目が幼い、身長が小さい子のほうが圧倒的に有利です。
大人の指示が通るようになるのに、見た目が2歳とか3歳ってとても使いやすいのです)
「14歳の妊娠」のエピソードについて
なんだか妊婦さんの母親のほうに感情移入してしまうあたり、歳を感じますね……。
特別養子縁組の制度、ぜひもっと広まって欲しいと思います。
なによりも、赤ちゃんの幸せのために。
どんな親でも実の親と一緒の方がいい、なんていうのは理想論です。
血がつながっていようがいまいが、愛して育ててくれる存在が、親なのです。
愛情の結びつきの前に、血のつながりなんて、些細な問題だと思います。
日本はどうしても、昔ながらの考え方が未だに根強くて、それが沢山の子どもたちを傷つけ、危険にさらしている現状から目をそらしがちです。
赤ちゃん、子どもが何の心配もなく笑ってすくすく育てる環境こそが、一番大切なのではないでしょうか。
実の親が云々などというのは、安全・安心な環境が保証された上でようやく考えられることです。
私の知り合いに里親になる準備をしている方がいるのですが、里親さんは、沢山の勉強をして、大きな決意をして、努力をして赤ちゃんを迎えようとしています。
赤ちゃんの幸せのために、沢山の人たちが慎重に慎重に養子縁組を進めているのです。
私から見ても、きっと里子にくる子は幸せになれるだろうな~と心から思います。
どうか、1人でも多くの子が救われますように。
一方の妊娠してしまった&させてしまった中学生たち。
これを防ぐには、やっぱり教育しかないと思います。
性教育というと、親の側にも照れがあってなかなか難しいことですが、親の責任としてしっかり子どもに教えなくてはならないことだと、改めて肝に銘じました。
そりゃ、中学生くらいならそういうことに興味も出てきます。
でない方が問題かもしれません。
だからこそ、興味にフタをするのでは無くて、結果がどういうことになるのか、しっかりと話しておかないといけませんよね。
「コウノドリ」の原作コミックを読む、ドラマをオンデマンドで観るには
シーズン1「コウノドリ」(2015)は、こちらで見られます。
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「コウノドリ」の原作に興味を持った方は、電子書籍でも読むことが出来ます。
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