当サイトでも、ご紹介してきた漫画「コウノドリ」が、ドラマになってスタートしました。
俳優さんや視聴率などのお話は専門のサイトにおまかせして、ママ目線で感想とマンガシリーズとの関係などをまとめてみます。
今回は第四話の内容について。
ドラマ「コウノドリ」とは
TBS系列 金曜日夜10時から放送中。
鈴ノ木ユウ氏がモーニング連載中の『コウノドリ』(講談社刊)を原作とした、綾野剛主演のドラマです。
ドラマ「コウノドリ」第四話
11/6、よる10時より放送。
ドラマ第一話については「ドラマ版「コウノドリ」第一話。漫画版との関係とママ的感想」、第二話については「ドラマ版「コウノドリ」第二話。漫画版との関係とママ的感想」、第三話については「ドラマ版「コウノドリ」第三話。漫画版との関係とママ的感想」からどうぞ。
漫画版「コウノドリ」との関係
今回メインの切迫流産のストーリーは、漫画版コウノドリ第1巻の「切迫流産」のお話です。
コミック版では、もう少し後日談が語られていて、出産後二ヶ月経って、両親に抱っこしてもらえるまで大きくなっていました。
今回新キャラとして登場した新生児科の新井先生が登場するのは、コミック版では7巻の「NICU」のエピソードです。
NICUのエピソードでは、新井先生自身にもスポットをあてたお話になっているのですが、次回予告を見る限り、NICUのエピソードの内容は語られる様子が今のところないので、しばらく普通に脇キャラとして登場するのかな?という感じです。
ドラマ版「コウノドリ」4話の感想
鴻鳥先生よりも下屋先生のほうが主役っぽくなってきましたね~。
「切迫流産」のエピソードについて
私の場合は、もうちょっと週数が進んでいたので「切迫早産」でしたが、「切迫」は本当に予兆がありません。
普通に過ごしていて、いきなり出血して受診したらそのまま車いすで運ばれて安静、24時間継続で点滴になってしまいました。
同じように切迫早産で入院していたメンバーは、普通に健診にきたら、そのまま入院になってしまった妊婦さんばかり。
突然「絶対安静、動いちゃだめ」(病院に来るまで普通に電車で立ってきたんですが……)、「歩くな」になるので、入院の荷物も用意できません。
この安静入院、かなりきついです。
特に、24時間持続点滴で入れられる張り止めが、心臓がどきどきする、手が震えるなどの副作用が強くて、薬が合わない場合は、激しく吐き気がします。
薬がどうしても合わなくて、結局早産になってしまった人もいました。
毎日毎日何ヶ月にもわたって点滴をうけるので、腕は点滴の穴だらけ。
しかも、血管がボロボロになってくるので、だんだん腕に点滴を指す場所がなくなってきます。
時々内出血して青あざになったり、点滴を指す場所がなくて手の甲や手首に刺したり。
私の場合、出産後もう五年たちますが、いまだに点滴の後が腕に残っています。
ちなみに、あまりに点滴を刺す場所がなくなってしまったので、新生児科の先生が点滴を刺しに来てくれたこともあります。
いつもほそ~い新生児の血管に点滴の針をいれているので、ものすごく点滴を刺すのがお上手なのです。
お風呂にも入れないし、売店にもいけず……。
窓から外を眺めて、病院の前の通りのバス停に並んでいる人が、ものすごくうらやましく思えた毎日でした。
精神的にもかなり病みます。
一つだけ良かったことは、毎日朝晩看護師さんが赤ちゃんの心拍を確認しに来てくれたこと。
朝晩心拍を聞けることが、赤ちゃんが元気なことを確認できて安心できたし、支えにもなりました。
ドラマの中でも少し語られていましたが、切迫の入院はかなりの我慢を強いられます。
赤ちゃんを助けるか否か判断を迫ることは、一般的に考えたら「ありえない」と思いますが、実際の現場ではそれくらい厳しい選択なのです。
だからこそドラマでも、あそこで妊婦さんに妊娠の継続を望むかどうか確認したのです。
23週になって、「早産」なれば、まず1段階クリア。
その後は、毎週ちょっと先の目標の週数を目指してみんな頑張っています。
正期産になる37週はあまりに遠すぎて、最初は目標にすらなりません。
一生懸命点滴に耐えて、安静を頑張っていても、どうしても出産を止められないこともあります。
慌ただしく病室を去って行く妊婦さんを、何度も祈るような思いで見送りました。
「切迫流産」「切迫早産」からの流産、早産に関しては、妊婦さんのショックは本当に大きいです。
「まさか!?」のまま、状況を理解するだけで数日はかかります。
どうかパパを始め、周りのみなさんが支えてあげてください。
切迫の妊婦さん自身は、のんびりすることが仕事です。
つらい毎日ですが、一日頑張ることで赤ちゃんへのリスクはどんどん減っていきます。
一日でも長く赤ちゃんがお腹にいてくれるように、安静の毎日をがんばりましょう。
「コウノドリ」の原作コミックを読む、ドラマをオンデマンドで観るには
シーズン1「コウノドリ」(2015)は、こちらで見られます。
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「コウノドリ」の原作に興味を持った方は、電子書籍でも読むことが出来ます。
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