ベビーパウダーは毛穴に詰まると聞いたので、あせもやおむつかぶれの対策に使いたいのに使えない……というママ。
私も以前は、「絶対ベビーパウダーはダメ!」と思っていました。
……が、今は自分で色々調べた結果、1歳の娘にも自分にも使っています。
きちんとした使い方をすれば、ベビーパウダーは赤ちゃんのお肌を守ってくれる強力な味方になるのです。
噂に惑わされず、しっかりした知識をつけて、赤ちゃんのあせもやおむつかぶれに立ち向かいましょう!
ベビーパウダーは毛穴がつまる?
助産師さんや保健師さんに「いまはベビーパウダーは毛穴がつまるから使わないで」と言われたことはありませんか?
ママたちが赤ちゃんのころは、みんなお尻が真っ白になるくらいパタパタとシッカロールをはたかれていたものですが、最近はあまり使われなくなりました。
ですがこの「毛穴に詰まる」とか「皮膚呼吸を妨げる」というのは巷で言われているだけで、かなり探しましたが実験データは見つかりませんでした。
むしろ和光堂さんのサイトでは、「測定の結果、シッカロールを塗布しても皮膚呼吸を妨げることはありません」と明記されています。
参考:「シッカロール〈ベビーパウダー〉 商品特長」(和光堂)
大切なのは使い方
濡れたお肌にゴシゴシとすり込むと、確かに多少は毛穴に入るかもしれません。
そもそもベビーパウダーはすり込むものではなくて、優しくお肌の上に広げるものです。
使い方を誤れば、どんなものでも悪影響がでる可能性はあります。
ベビーパウダーの正しい使い方
お風呂上りなどお肌を清潔にしたうえで、しっかり乾燥させます。
乳液などは乾燥する前につけるといいのですが、ベビーパウダーに関しては、完全に乾燥させてからにしてください。
濡れたままつけると、粉がだまになって毛穴づまりの原因になることもあります。
パウダーを手に取って、優しくお肌に滑らせます。
パフでパタパタはたくと粉が舞い散って不要に吸い込む原因になります。
優しくなでるようにお肌に広げてあげてください。
プリンやアイスについてくるスプーンなどで、粉をすくってあげると使いやすいと思います。
大切なのは、塗る前の「乾燥」と、「すり込まない」こと。
ベビーパウダーの効果
ベビーパウダーに使われるコーンスターチは吸水性があるので、お肌が湿っているときは水分を吸い取り、お肌が乾燥しているときは水分を放出して、調節してくれるのです。
また、コーンスターチは非常にすべりがよいので、肌につけるとサラサラになるのがわかると思います。
赤ちゃんの肌は薄くて弱いので、首の周りやひじ、膝などのくびれの部分がすぐにこすれて赤くなってしまいます。酷くなると、皮がむけてきて真っ赤になることも…。
ベビーパウダーをつけることでサラサラすべすべになるので、こすれることでの刺激がなくなり、お肌の状態がよくなってきます。
しかもこのくびれの部分、夏場は汗をかくと汗がたまりやすくて、もともと赤くなっている上に刺激が加わり、あせもになったりかゆくなったりしてしまいます。
ベビーパウダーをつけてあげると、汗の水分も吸い取ってくれるのでサラサラすべすべの状態が長くづいて、あせもやおむつかぶれを防いでくれます。
実は最近人気のベビーパウダー
最近、大人の女性にベースメイクの代わりとしてベビーパウダーを使うのが流行っています。
ファンデーションに比べて圧倒的に皮膚への負担が少ないので、肌荒れやニキビが目立つときなどに、ベースメイクをベビーパウダーに変えることでお肌の調子が良くなったという声が続々。
ただし、安全・安心なものを
使いやすくて、お肌を守ってくれるベビーパウダーですが、市販のベビーパウダーには「タルク(滑石)」という鉱物が含まれています。
現在日本で販売されているベビーパウダーに使われているタルクは安全だといわれていますが、以前タルクは発がん性があるという裁判の判決があったこともあるので、できれば赤ちゃんにはタルクが含まれていないものを使えると安心です。
参考:J&Jに損害賠償支払い命令、ベビーパウダー関連のがん死亡で(ロイター)
ウェリナオーガニック ベビーパウダー
「生まれたての赤ちゃんでも使える」ベビーコスメのブランド、ウェリナさんが出しているベビーパウダーは、タルク不使用。
生まれた日から安心して使える無農薬植物成分&天然成分100%の安心・安全なオーガニック・ベビーパウダーです。
ウェリナオーガニック ベビーパウダーの使用感口コミ
粉はとても粒子が細かくてサラサラ。
普通に手のひらに出しても、それほど舞い上がる感じはありません。
香りはよくあるシッカロール的な香りではなくて、優しい柑橘系のさわやかな香りです。
ほんのり香る程度なので、赤ちゃんの肌に直接つけても大丈夫。
サラサラで軽くこするだけで、広がっていきます。
数回なでると、この通り白っぽさはなくなります。
塗った後の感触はさらっとしていて、何かを塗った感じはほとんどありません。
粉っぽさも全くなし。
このくらいの薄付きでも、何もつけないときに比べて汗をかいたときは明らかにサラサラ。
真っ白になるまでつける必要はありません。
1歳の娘にもつけていますが、本人もつけられていることを全く気にしていません。
いかにもな「ベビーパウダー」という臭いでもなくさわやかですし、なにより成分が無農薬の100%天然なので、毎日安心して使用できるのがうれしいところです。
まとめ
- ベビーパウダーは適切に使えば、毛穴が詰まったり皮膚呼吸を妨げることはありません
- ポイントは、「乾いた肌に」「すり込まない」でつけること。
- ベビーパウダーを使えば、皮膚の摩擦を抑えて、汗や水分を調節してくれるのであせもやおむつかぶれの予防に有効。
- 赤ちゃんには「タルク」を使用していないオーガニックのベビーパウダーがオススメ
あせもやオムツかぶれになりやすい肌が弱い赤ちゃんには、汗をびっしょりかく真夏になる前から、ベビーパウダーでケアをしてあげると、ストレスフリーで楽しい夏を過ごせるかもしれません。
ぜひ一度検討してみてください。